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「みどりさん」をよろしく

森 雅志 2003.07.01
 「みどりさん」が誕生しました。
 もう手に取っていただいたでしょうか?「みどりさん」は富山市が新聞社と共同で発行した環境問題情報誌です。毎月一回、市内の全戸に無料配布されます。ゴミの出し方や分別収集のこと、リサイクルに関する情報提供や、環境問題に取り組むグループや個人の紹介など盛りだくさんの内容です。是非とも多くの皆さんに活用していただきたいと思います。また、ご紹介すべき活動などお知らせください。
 「みどりさん」というネーミングもなかなかいいなと思っています。さわやかな風にゆれる樹々の枝葉や、どこまでも広がる草原、芽吹いたばかりの新緑といったイメージを連想させます。そんな緑あふれる豊かな自然をいつまでも持続させるためにも環境問題への取り組みは極めて大切です。
 これが「みどりさん」ではなく、「みどりちゃん」だったりすると急にネオン街を連想したりするからオモシロイ。(僕の言語感覚がおかしいのかな?)とにかく「みどりさん」を読んでいただきたいのです。
 閑話休題
 その「みどりさん」の第2号に掲載してありますが、プラスチック容器包装の回収が7月から月4回に増えました。燃えるゴミとして排出せずに回収日に分別して出していただくことは市民の皆さんにご負担をお掛けすることになりますが、地球環境を守り資源循環型の社会を構築するためにもご協力をお願いいたします。
 回収されたプラスチックは4月からスタートしたエコタウン事業の中で新たなプラスチック原材料や油として再生されることになります。過日、事業所を視察して来ましたが多くの方が手作業で異物や汚れていてリサイクルに適さないものを選別されている様子を見て、内容物が残ったままのものや洗わないまま排出されるとリサイクル事業がいかに困難になるかということを実感しました。分別ルールが守られないと工場の中で腐敗が進むことにもなります。面倒でも洗浄と徹底分別をお願いします。
 どんなに時代が変わっても、どれほど技術が進歩しても人の情熱がなければ明るい未来は生まれてこないものです。子供や孫たちの未来のために「捨てればゴミ、分ければ資源」の習慣づくりに情熱を持って取り組んでいきたいものです。まずは自分から始めましょう。僕も「みどりさん」に叱られないよう頑張ります。