いよいよ今年も暮れようとしている。僕にとって今年は波乱万丈とも言える年であった。結果的に現在の「運動」に集中する状況になった以上、もはや感傷に浸るいとまもなく、右顧左眄などしていられないのだが、議員を月の始めに辞職したあと、今度は今月の28日をもって足掛け25年間に渡って営んできた司法書士事務所を後継者に委ねた。覚悟の上とは言え、僕の状況は公私共に激変したことになる。25歳の年から今日まで育てていただいた先輩や同輩、長くご愛顧いただいた取引先の皆さん、そして地域の多くの皆さんに改めて感謝申し上げます。司法にかかわる専門職能人としてどこまでその職責を果たせたのかは分からないものの自分としては社会に貢献するとの精神に徹してきたつもりである。事務所の経営からは退くもののこれからも「司法書士」でありつづけたいと思う。市民の中の法律実務家ということこそが僕の原点なのだから。 最後に、この足掛け25年間のほとんどの時間を一緒に苦労してきてくれた妻に最大の感謝を伝えたい。途中で大病もしたけれど不死鳥のように回復し、毎日腱鞘炎になるまでタイプライターを打ち、文章を起案し、経理をこなすなど、家庭生活では勿論のこと仕事の面でも紛れもなく僕の「分身」であった。そしてこれからも「分身」でありつづけて欲しいことは当然である。(展開が演歌風になりそうなのでこの話しはここまでにしておこう。)謝謝。
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