数年前から消費者金融会社の無人貸し出し機?(例のムジン君など。はたしてあの機械のことを正しくはなんと言うのだろう?)が市内のあちこちに開設されている。大きなパチンコ店の近くに何社もの機械が軒を並べているうえに、派手な看板も出ているのでよく目立つ。時々信号待ちでこういった施設の前で車を停めることがあると、知らずに覗きこんでいる自分に気づいて恥ずかしく感じることがある。正直なところ、どういう人が利用するにせよ人目があって出入りしにくいのではないかと勝手に思い込んでいた。ところが過日、10才くらいの少女とその母親とおぼしき女性が楽しそうに語らいながら利用している光景に出くわして驚いてしまった。どんな資金使途があるのか知らないが子供連れで高利の借金をするということは僕の常識の外である。そんなことは子供に知らせることじゃないだろうと思う。世の中に腹の立つことは多いけれど、このエピソードもその一つである。馬鹿な親がいるものだ。 もっともこういう金融システムを上手に使いこなすことが現代というものなのかも知れない。あの子供も親も普通のこととしているのだろう。僕の常識が硬直化しているのかも知れない。ムムムムム。 それでも堂々と出入りするのはどうかと思う。これじゃラブホテルの宿帳に(最近はそんなものも備えてないのだろうナァ)自分の名前や電話番号を正確に記入して来るようなものだ。どちらも密かに利用するものだと思うのだが……。
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