佐藤観樹前衆議院議員の秘書給与詐取事件にはあきれてしまった。あれほど先例となった事件がありながら対処してこなかったノー天気振りは驚くしかない。
さて、この事件に関して少し気になることがあるので指摘してみたい。それはこの件に関して民主党の管代表が陳謝したとされるニュースを見て感じたことである。管代表は「国民に心からお詫び申し上げたい。」と述べたり、あるいは「お詫び申し上げたいと思う。」と言っているようだ。僕はこの言い方が気に入らない。どうも心から陳謝している風には思えないのである。どこかよそ事のような言い方に思えてならないのだ。なぜはっきりと「お詫びする。」とか「お詫び申し上げます。」とか言えないのだろうか。「お詫び申し上げたい。」ではそのうちにお詫びするというニュアンスが潜んでいるようでならないのだ。傷つきたくないという心理が働いているのではないだろうか。 僕の語感がおかしいのかもしれない。素直に陳謝していると受け止めるべきなのかもしれない。そうは言え、あの人はこういう言い回しをよくするという印象が僕にはある。 他人はともかく少なくとも僕は自分の思いや立場がはっきりと伝わる語尾で発言を締めくくるようにしていきたいと思う。
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