今日は暖かい。陽射しも明るくて北陸の冬とは思えない。今年に入ってから何度か雪も降り、積雪もあったけれど深刻な影響が出たという訳ではなく、暖冬と言うべきか。もっとも明後日あたりから大型の寒気が入り込み大雪になりそうだという予報が出ているので油断は禁物である。 そうは言っても全体としては降雪量が減少していることに間違いは無いと思う。今日の朝刊に国立環境研究所の発表として、東京の平均気温がこの百年間で3度近く上昇したと載っていたが、仮に富山の気温も3度上昇したとすれば降雪量が減るのも当然である。先の発表による将来予測では、21世紀後半の日本の夏は一日の平均気温が4・2度上昇し、真夏日は70日程度増え、雨量が19%増加すると予測している。これが本当なら都市の構造全体を設計しなおさないと水害は防ぐことができないと思う。現実にゲリラ的に豪雨が降る傾向が顕著になってきていることを考えれば遠い将来のこととばかり言っておれないように思う。地球温暖化の問題は差し迫った危機として目の前に横たわっているのである。事態は深刻である。一人ひとりが共犯者であるという意識を持たなければならない。
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