平成24年8月23日

 今朝の朝焼けは素晴らしかった。もっと上手くその素晴らしさを表現したいのだが感動のあまり言葉が見つからない。この数年間で一番感動した朝であった。
 今朝は3時40分頃に目覚めた。もぞもぞと起きだして洗濯や片付け物などをしていたのだが、4時30分頃からいかにも今日が良い天気になりそうだと感じさせてくれる朝焼けが見られた。10分もすると赤みが増してきて東の方の空にだんだんと広がっていく。ひょっとしたらと思って車を出して城山の上の展望台まで行ってみて驚いてしまった。北から南に連なる立山連峰の全貌がダークブルーのシルエットとなって屹立している。さえぎる雲の一つもない山並みの向こう側から射して来る光が空に大きく広がっている薄い雲を赤く染めていく。山並みのこちら側には静かに街並みが続き、人工の光が点滅している。涙が出そうになる光景であった。そのうちに明るさが少しづつ増していき、目に入る世界全体を明るくしてしまうと朝焼けの色も味気ないものになってしまった。僕は5分もそこに佇んでいたのだろうか。穏やかな気持ちでその場を離れた。
 家に戻りながら、昨夜娘と衝突したことを反省していた。夕食の準備を2人でしながら言い争ってしまったのだ。時間が遅くなってイラついていた僕が全面的に悪かった。悪いことをしてしまった。つい数日前に還暦に恥じない毎日を生きようと言ったばかりなのに…。

平成24年8月21日

 去る13日が誕生日であった。今年で生誕60年、還暦を迎えた。そして18日が妻の一周忌であった。当然のことながら、どちらもいろいろと思うところの多い日であった。その思いの一端をこのコーナーで活字にしてみたい気持ちが強くあったのだがあえて封印した。胸に去来する熱い思いや来し方への感慨や寂寥感などが活字にすることで実際に僕が感じたものと違うものになりそうで怖かったのである。
 そう逡巡している間に韓国大統領の天皇陛下に対する謝罪要求や尖閣諸島への上陸事件などと許しがたい事件が続いてしまった。言いたいことはあるのだけど、事件についてコメントすると過激に走りそうでこちらもまた逡巡してしまった。還暦と妻の一周忌というしみじみと時のうつろいや人生のあれこれを考えさせられる時に激した文章を書きたくなかったのである。感情に流されたくなかったのである。
 こういうときこそ落ち着きを見せるべきではないのかと新米の還暦男としては見栄を張った次第。

 17日、18日、19日と3日間かけて市役所から立山の雄山頂上まで歩き続けるという恒例の行事に参加した。以前と変わらないペースで歩き切ることができた。還暦は迎えたものの体力的にはまだまだ頑張れることを示すことができて良かったと思う。このことが活字にはしなかった僕の思いの一端なのである。これからも元気で頑張っていきたい。
 もっとも歩きながら何度も亡き妻の闘病中の様子を思い出し、彼女の心中を推測していた。またこの1年間の子どもたちの頑張りを思い出していた。そういったことが僕の推進力になっていたのだろう。妻の葬儀に際して喪主の挨拶として述べた言葉が思い返される。これからもあのときの思いを忘れないでいたい。
 去年の誕生日に「歳に恥じない毎日を生きる。それが出来ればそれでいいのだ。」と書いている。さすれば今年は「還暦に恥じない毎日を生きる。それが出来ればそれでいいのだ。」ということになる。しっかりしろよ。

平成24年8月10日

 許しがたいことが起こった。いや、絶対に許すことのできないことだ。今日、韓国の李 明博大統領がわが国固有の領土である竹島に上陸したのだ。かつて李 承晩元大統領が勝手に防衛ラインだとして日本海に線引きをしたことに起因するこの領土問題の本質は議論の余地はまったく無いものである。細かい記述は省くが、議論するまでも無く竹島は日本の領土なのである。それを承知の上で勝手にラインを引き、根拠を示すこともできないまま自国の領土だと独りで主張し、かつ権原の無いまま不法占拠をしている滅茶苦茶な国柄なのである。キチンと司法の場で解決しましょうとわが国がハーグの国際司法裁判所に提訴しようとしてもその場には決して出てこようとはしないのがあの国の姿勢なのだ。国際的な司法の場に出れば敗訴することを自ら自覚しているからである。そうは申せ、隣国間の問題だけに両国の首脳同士の間においてはお互いの立場にも配慮するという大人の対応を続けてきたのではないのか。それをここに来てのこの振る舞いは絶対に許すことはできない。ロシアの北方領土に対する最近の振る舞いを真似た子どもじみた愚行ではあるがね。ともかく滅茶苦茶の国柄なのである。
 個人的には、とりあえず当分の間はこの国に行くことを取りやめたいと思う。具体的に計画していた旅行も中止しよう。蔚山市から招聘のあった行事も断ることにする。オリンピックの日程をにらみながら、ここで上陸することで国民の支持を得たいという大統領の魂胆は見え透いている。この際、フェンシングの試合で負けたからと一時間以上も試合会場の上で泣き続けその後の試合を妨害するような国とまともに付き合う愚を避ける意味からも、銅メダルをかけての試合を放棄したらどうだろう。勝とうが負けようがまともな事は言わない国柄なのだから。相手にしないで喜ばせておいて、わが国の正義と誇りを国際社会に示す好機だと思うのだが…。モスクワ・オリンピックの例もあるじゃない。そうは言っても頑張っている選手のことを思うとねえ…。 
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