平成24年9月21日

 朝刊に記載がありましたように「マイコプラズマ感染症」という診断を受けて昨日から自宅でのんびりさせてもらっています。最近、子どもたちに大流行している病気だとのこと。還暦だけど子どもっぽいということ? 酷くなると肺炎になるそうなので気をつけなければならないと思う。感染症というくらいだから潜伏期間前に誰かから菌かウィルスをいただいたものらしい。僕の場合は咳さえ出ないのだけれど39度前後の高熱が続いている。解熱剤を飲んで熱を下げれば仕事ができない訳でもないのだろうけど、こんどは僕が誰かに移してしまう立場になるとのこと。そこが一番の問題である。誰かに感染する可能性を知りながら会合などに出るのは慎むべきであろう。それが自己管理ということだ。ウィルスと戦ってくれている熱のためにも解熱剤をなるべく服用せずに病気が治まるのを待つこととしたい。月曜日には復帰したいと思う。
 高熱のためか食欲がまったくない。毎日点滴を受けているので食べなくても大丈夫ではあるが…。チョットは痩せるかも知れないね。
 昨日、急にミカンが食べたくなって家を出て近くのスーパーにいく。先日の志の輔さんの独演会での新作を思い出していた。落語の中では、大店の若旦那が真夏にどうしてもミカンを食べたくなり、番頭が江戸のミカン問屋で何とかミカンを一つだけ見つけたものの、なんとその価格が千両というバカ高いものだったことから落ちにつながっていく面白いものであった。
 さすがに今の時代である。千両どころか千円さえしない。1個98円で美味しそうなミカンを見つけた。これなら僕にも買えるわい。と、得意顔で買って帰り早速ほおばってみたがさすがにみずみずしく美味しかった。先ほど検温したが何とか37度台にまだ落ちてきた。もう少しだな。
 一昨日以来、娘たちと家庭内隔離状態で暮らしているのが寂しいけどね。…。

平成24年9月7日

 昨夜、長女と2人で夕食をつまみ食いしながら次女の帰りを待っていた。ビールをちびちび飲んでいた長女が突然に「お父さんに云わなきゃならないことがあったんだ!」と叫んだ。「石原都知事が尖閣諸島の購入資金として寄付を集めた金を国に渡すと言っているのはおかしいと思う。」と続く。さらに「お父さんが寄付をしたのは石原都知事だからでしょ。あんな腰の引けた民主党政権に寄付した訳じゃないんでしょ。」と来た。「そのとおりだ。」と応えると、「国に渡すのなら返してもらいたいと言うべきだ。絶対に納得できない。」と息巻いていた。確かにそのとおりだけど、寄付金は都のものなのだから都の判断を見守るしかないことを言って聞かせたが、最後まで納得できない風情であった。いい感性をしていることをあらためて知らされた。
 一夜明けた今日の朝刊を開くと、『石原知事 「寄付金は国に」撤回 』の見出しが目に飛び込んできた。知事が先の発言を撤回して「寄付金を国の購入資金に当てるべきではない」との認識を示したとされている。なるほどね、と思って記事を読ませてもらった。今日の夕食のつまみ食いタイムが楽しみである。
 それはそれとして、国は尖閣諸島への日本国民の上陸を認めるべきである。我が国固有の領土だとしながら何故北京に気を使うのだろうか。都に集まった寄付を財源にして尖閣諸島上陸ツアーを大々的にやったらどうだろう。我が親子はすぐに参加を決めるのに。

平成24年9月3日

 裏庭のいつも目につく場所に、背丈が1メートル以上ある茎の先端に花の直径が10センチメートル以上の大きさの白いラッパをつけたユリが今年も咲いた。わざわざ植えた訳でもないのに一昨年から咲くようになった。先日、携帯で写真を撮り、職員に調べてもらったところ「タカサゴユリ」という種類らしいことが分かった。おそらく「高砂百合」と書くのだろう。一本の茎に三つ、四つの花をつけたものが4本咲いていた。おそらく数年前に風に乗って種子がどこかから飛んで来たのだろうなあ。
 一昨年の6月にこの茎が伸びていることに初めて気付いた。あれよあれよという間に伸びていき、8月の中旬に白い大きな花が咲いて驚いたことを憶えている。そしてその時期に亡くなったカミさんの病気が見つかったのだった。それから一年が過ぎた去年の夏はカミさんが苦しみながら闘病を続けていた。「この花が咲いた時期に病気が見つかったんだな。」と思うと伸びていく茎を見るのが辛かった。少しづつ進行していく病状に耐えながら見舞ってはいたものの内心では覚悟していた。ある朝、やがて咲く白い花が弔いの花であるかの様な思いに囚われ、耐え切れず4本の茎を切ってしまったのだった。まだ花が開く前の茎はみずみずしく生気を放っていた。罪を犯したような気分であったものの、一日でも生き長らえて欲しいとの思いが僕を動かしていた。誰にも話さず今日まで来たが…。そして今年、心配していたがちゃんと茎は伸びてきて立派な白い花がいくつも咲いてくれた。去年のことを思い出しながら毎日朝夕に花を見てきたが、昨日の夕方に見てみると、最後の花が落ちて抜け殻のような莢が姿を出していた。放っておいて莢の中の種子がそこらに飛び散りあちこちで繁殖しても困ると思い、今朝早くに4本の茎に鋏を入れた。それから仏壇の前に座り線香に火をつけながら散ってしまった白い花を思い出していた。1年が過ぎたのである。
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