いよいよ明日が13日。僕の61歳の誕生日だ。明日は薬師岳の山頂でワインで乾杯ということになりそう。60歳と61歳とでは不思議に印象が違う気がする。加速度的に齢を重ねていくのだろうなあ。モタモタしてる暇は無いということだろう。毎日の心の持ち方が大切だということだろう。 先月の31日から読み出した「終わらざる夏」(上・中・下)、終戦記念日までには読了したいと思っていたのだが10日に読み終えた。無条件降伏を受け入れた後であるのに戦闘を余儀なくされた部隊は哀しい。戦闘において勝利しながらも降伏しなければならないという矛盾。その後のシベリア抑留の悲劇。サハリンで自決した9名の女性電話交換手のエピソードを思い出した。どちらも日本が無条件降伏を受諾したことを知っていながら、戦勝国として領土を主張したいソ連による卑劣な侵攻による悲劇である。お奨めの小説である。 今日からは黒木 亮の著作「法服の王国」上・下巻を読み始めたい。夏は予定がいっぱいあるのに読書も進む。61歳の1年は読書の年にしますかな。
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