先日、松山に出張のため羽田空港のラウンジにいた時の面白エピソード。僕が薬を飲むための水をお願いした際、応対してくれたスタッフのお嬢さんから何の薬なのかと訊ねられたので頭髪の薬だと答えたら彼女はそれはそれは興味津々。そこで、数年前に薄くなった頭髪を再生させるための専門のクリニックに通ったこと、そして見事によみがえったこと、それ以来一週間に2度だけ薬を服用していることなどを告げた。彼女は女性も通院できるのかと言うので、僕が通っていた時は女性のお客さんの方が多いくらいだったと答えておいた。その後、別の女性もやってきて真剣な表情で治療の内容などを質問し、さらにはクリニックを教えて欲しいと言う。おぼろげな記憶をたどりながらも何とかクリニックの名前とだいたいの所在地を教えてあげた。キャビン・アテンダントの彼女たちはいつも髪をひっつめたようにしているから髪がぬけるという悩みを持っているのかもしれないなあ。CAの髪の悩みという意外性に驚いた。どんな人にもそれぞれの悩みがあるということか。彼女たちに幸多かれと祈るのみ。 さて、松山からの帰りの便でも面白エピソードがあった。早朝の便であるにもかかわらず、僕のシートの通路を挟んだ席にいた女性2人が缶ビールを注文した。おやおやと思いながら僕は持参していた本を読んでいたのだが、しばらくすると一人の女性が赤ワインを追加注文したことに気付いて思わず顔を上げていた。次にはもう一人の女性がシャンパンを飲みだしたのだった。時間は朝の8時台である。いくら日曜日とは言え、朝から女性2人がワインとはねえ。松山の女性は酒豪揃いということなのだろうなあ。恐るべし松山。
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