関西空港の被災に代表される台風21号の大きな爪痕。そして北海道での大地震の発生。道内全域の停電。今月は大変な月になってしまった。大変なことが起きたと眉を寄せている間に次の大事が次々と起きる。日本列島が大災害列島になってしまったのか。こんな状況の中で僕らは何を成せば良いのか。どう生きれば良いのか。自問するばかり。亡くなった方へのお悔やみと被災した方へのお見舞いを。そして早期の復興を願う。
土曜日は時間が出来たので恒例の簀戸から障子戸や襖への取り換えをした。術後の回復期なので激しい運動を避けるように言われているものの、季節の移ろいにあわせた家の調整は避けられないと思って作業をした。取り換えが終わると家中を大掃除。とは言っても、ルンバが頑張り、僕はモップがけをしただけなのだけれども。その後は廊下に掛けてある絵画の交換と玄関の置物を入れ替えた。どちらも季節感あふれるもの。少し急ぎ過ぎたかも知れないけれど、わが家は既に秋の風情である。最後に仏間と座敷の座布団を冬ものに取り換えた。家の中の空気まで取り換えたかのようにサッパリした。半年ごとにこの作業をするけれど、その半年間にわが家を訊ねてくる人はいない。何のためにやっている作業なのか分からないけれど僕の中での風物詩なのである。自己満足だけど続けていきたい。全部が終って仏壇に線香をたてて火をつけた。子どもたちの無事を祈って手を合わせた。お陰様で両親も元気だ。家族の無事がありがたい。被災した皆さんに申し訳ないような思いがよぎる。僕らは何を成せば良いのか。誠実に生きるということか。
|