今日は前から予定されていた京都大学での講義。毎年この時期に臨時講師として90分間の講義を頼まれている。学生の皆さんにしてみると単位にかかわるので僕の話しも真剣にならざるを得ない。僕にとっても楽しみな時間である。 今日は素晴らしく幸運な日であった。恒例の講義に行くのだからということで、ノーベル賞を受賞なさったばかりの本庶先生の研究室にお願いして名誉市民章の贈呈式の打ち合わせの時間を取ってもらっていた。約束の時間に伺うとなんと本庶先生ご本人が応対してくださり恐縮してしまった。気さくにいろいろとお話をしてもらい、親しくお人柄に触れさせていただいた。有り難いことだったと思う。 そんな気分のまま帰宅すると、いつもは自室に入っている時間なのに娘が僕の帰宅を待っていてくれた。先に掃除や片付けけものを済ましていた娘とシャンパンを飲み始めたところ、小腹がすいたと彼女が言うので、冷凍してあったシチューを解凍した。その後、テーブルに運ぼうとしたところで酔っぱらいのオジサンは器を手元から落としてしまい、大変なことになってしまった。床に投げ出されたシチューを片づけ、壁面に飛び散った汚れをふき取り、匂いがしなくなるまで拭き掃除をするのに娘と2人で大仕事であった。2日前に掃除の季節が来たと書いたばかりに、酔って帰宅したオジサンがせっせと拭き掃除という事態にいたったという次第。娘と2人で大笑いしながら掃除をしたのは初めてのことかもしれない。まあ、良しとするか。
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