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絶・二日酔宣言
森 雅志 1994.01
あけましておめでとうございます。
さて、新しい年を迎えるとき僕等はなぜか決まってそれなりの“決意”というものを持ちたくなるものだ。(それがアッという間に消失してしまうということも良く分かっているのだけれども…。)
そこで今年は「絶・二日酔宣言」をしよう。もう決して二日酔をしないという意味だ。
何分にもここのところ呑みすぎの日が続いていて、先日も酷い二日酔で苦しんだばかりなのである。とにかく二日酔はもういやだ。二日酔の経験はとめどなく数知れずあるけれど、どれもこれも惨たんたるもので楽しく快適な二日酔などまずないのである。
経験したことがないという人にはその苦痛が分からないと思うが二日酔こそ人間の愚かさの極致なのである。脱水症状、頭痛、吐気、目の充血、めまいというふうに列挙してみるともう幻滅ものである。
さて、『良馬はつまずかず、良酒は酔わず、良妻は不平を言わず』という諺がある。
よし、今年からは良酒ばかりを選んで呑もう。そして妻のガミガミも……?。(もちろん我妻は不平など言わないけれど……。)
とにかく、もう金輪際二日酔にはなりたくないのだ。
いやいっそ思い切って「禁酒宣言」や「断酒宣言」という手もあるぞ。
そうすれば吐きそうな思いをしてまで胃カメラに挑戦したりしなくてもよくなるかもしれない。ウムムム…。
酒を飲まなければ深夜のドライブもできる。いつでも何処へでも出掛けることができる。なによりいつでも気分壮快、心身快調、頭脳明瞭、容姿端麗?、家庭円満でいられるじゃないか。そうだ、酒など害多くして利少なし。禁酒だ! 禁酒だ!
とは言えパーティーや宴会も多いし、ゴルフや入浴後のビールは捨てがたい。旅先の解放感はやはりアルコールが無いと盛りあがらないし、鍋などつつきながら熱かんをグイッとヤルのも至福ものだ。
ここはやはり「例外付き禁酒宣言」しかないな。ウーム、これは良い。今年の“決意”はこれだ! 僕はこの際堂々と禁酒(但し例外あり)を宣言する。いやあ立派、立派。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
さて、新しい年を迎えるとき僕等はなぜか決まってそれなりの“決意”というものを持ちたくなるものだ。(それがアッという間に消失してしまうということも良く分かっているのだけれども…。)
そこで今年は「絶・二日酔宣言」をしよう。もう決して二日酔をしないという意味だ。
何分にもここのところ呑みすぎの日が続いていて、先日も酷い二日酔で苦しんだばかりなのである。とにかく二日酔はもういやだ。二日酔の経験はとめどなく数知れずあるけれど、どれもこれも惨たんたるもので楽しく快適な二日酔などまずないのである。
経験したことがないという人にはその苦痛が分からないと思うが二日酔こそ人間の愚かさの極致なのである。脱水症状、頭痛、吐気、目の充血、めまいというふうに列挙してみるともう幻滅ものである。
さて、『良馬はつまずかず、良酒は酔わず、良妻は不平を言わず』という諺がある。
よし、今年からは良酒ばかりを選んで呑もう。そして妻のガミガミも……?。(もちろん我妻は不平など言わないけれど……。)
とにかく、もう金輪際二日酔にはなりたくないのだ。
いやいっそ思い切って「禁酒宣言」や「断酒宣言」という手もあるぞ。
そうすれば吐きそうな思いをしてまで胃カメラに挑戦したりしなくてもよくなるかもしれない。ウムムム…。
酒を飲まなければ深夜のドライブもできる。いつでも何処へでも出掛けることができる。なによりいつでも気分壮快、心身快調、頭脳明瞭、容姿端麗?、家庭円満でいられるじゃないか。そうだ、酒など害多くして利少なし。禁酒だ! 禁酒だ!
とは言えパーティーや宴会も多いし、ゴルフや入浴後のビールは捨てがたい。旅先の解放感はやはりアルコールが無いと盛りあがらないし、鍋などつつきながら熱かんをグイッとヤルのも至福ものだ。
ここはやはり「例外付き禁酒宣言」しかないな。ウーム、これは良い。今年の“決意”はこれだ! 僕はこの際堂々と禁酒(但し例外あり)を宣言する。いやあ立派、立派。
本年もどうぞ宜しくお願いします。