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ファミリーサポートセンター
森 雅志 2005.08.05
富山市ファミリーサポートセンターをご存じですか。仕事や家事の都合により子育てのお手伝いをしてほしい方とお手伝いができる方が会員になり、お互いに助け合いながら子育てをサポートする組織です。
子育てを手伝ってほしい方を依頼会員とし、お手伝いできる会員を協力会員と呼んでいます。依頼会員の条件は市内在住か通勤通学していて、生後2ヶ月から小学校6年生までの子供をお持ちの方。一方の協力会員の条件は市内在住で自宅で子供を預かれる方です。センターでは依頼会員から援助の申し込みがあるとそれに相応しい協力会員に対し援助の依頼をすることになります。後は双方の会員が連絡をしあったうえで具体的なお手伝いに繋げていくという仕組みです。もっともこの仕組みはあくまでも急に子供への対応が発生したり手不足が生じたりしたときの援助をするものであり、長期保育を行うものではありません。
具体的な援助の内容は、例えば保育施設までの送迎を行うとか、学校の放課後に子供を預かるとか、保護者に急用ができたときや体の具合の悪いときに子供を預かるとか多様なケースが想定されます。保護者がリフレッシュのための時間を持つためや、友人と食事をするために子供を預けたいというようなときにも利用できます。援助をお願いするかわりに依頼会員から協力会員に対して報酬を支払うことになりますが、報酬の基準は1時間あたり700円となっています。
以上がこの制度の概略ですが、現在のところ両方の会員をあわせても1150名程度にとどまっています。合併前にはこの制度が実施されていなかった地域もあることから制度があることを知らないという市民も多いのが現状です。しかしこの制度は上手く利用されれば子育て支援として大変に有効だと思います。
せめてこういう仕組みが実施されていることを知ってもらおうとこのコーナーであらためて紹介した次第です。
家族や友人に支えてもらうので必要ないという人もいるでしょう。有償で育児の援助をすることに疑問を感じる人もいるかも知れません。しかし子育てをしていく過程で、誰かの手が借りられたらなあと思ったことは誰にもあることだと思います。僕も妻が入院していたときに苦労した記憶があります。一度だけ仕事に意識が行きすぎて子供を保育所に迎えに行かないまま帰宅するという大失敗もしました。あわてて迎えに行った保育所の玄関で今にも泣きそうな顔をしていた子供の様子は今も鮮明に思い出すことができます。そのころに今の制度があったならきっと会員登録をしたに違いないし、やがて時間がとれる生活を送れるようになったら協力会員に登録したいものだと目論んでもいます。
是非とも多くの皆さんにこの仕組みに参加してほしいのです。地域社会で子育てを支えるためにも。(お問い合わせはTEL493-1315)
子育てを手伝ってほしい方を依頼会員とし、お手伝いできる会員を協力会員と呼んでいます。依頼会員の条件は市内在住か通勤通学していて、生後2ヶ月から小学校6年生までの子供をお持ちの方。一方の協力会員の条件は市内在住で自宅で子供を預かれる方です。センターでは依頼会員から援助の申し込みがあるとそれに相応しい協力会員に対し援助の依頼をすることになります。後は双方の会員が連絡をしあったうえで具体的なお手伝いに繋げていくという仕組みです。もっともこの仕組みはあくまでも急に子供への対応が発生したり手不足が生じたりしたときの援助をするものであり、長期保育を行うものではありません。
具体的な援助の内容は、例えば保育施設までの送迎を行うとか、学校の放課後に子供を預かるとか、保護者に急用ができたときや体の具合の悪いときに子供を預かるとか多様なケースが想定されます。保護者がリフレッシュのための時間を持つためや、友人と食事をするために子供を預けたいというようなときにも利用できます。援助をお願いするかわりに依頼会員から協力会員に対して報酬を支払うことになりますが、報酬の基準は1時間あたり700円となっています。
以上がこの制度の概略ですが、現在のところ両方の会員をあわせても1150名程度にとどまっています。合併前にはこの制度が実施されていなかった地域もあることから制度があることを知らないという市民も多いのが現状です。しかしこの制度は上手く利用されれば子育て支援として大変に有効だと思います。
せめてこういう仕組みが実施されていることを知ってもらおうとこのコーナーであらためて紹介した次第です。
家族や友人に支えてもらうので必要ないという人もいるでしょう。有償で育児の援助をすることに疑問を感じる人もいるかも知れません。しかし子育てをしていく過程で、誰かの手が借りられたらなあと思ったことは誰にもあることだと思います。僕も妻が入院していたときに苦労した記憶があります。一度だけ仕事に意識が行きすぎて子供を保育所に迎えに行かないまま帰宅するという大失敗もしました。あわてて迎えに行った保育所の玄関で今にも泣きそうな顔をしていた子供の様子は今も鮮明に思い出すことができます。そのころに今の制度があったならきっと会員登録をしたに違いないし、やがて時間がとれる生活を送れるようになったら協力会員に登録したいものだと目論んでもいます。
是非とも多くの皆さんにこの仕組みに参加してほしいのです。地域社会で子育てを支えるためにも。(お問い合わせはTEL493-1315)