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お腹の中はお見通し!
森 雅志 2010.09.05
人は誰でも健康でいたいと思う。この世に生を受けたからには病むとか老いるとかは避けて通れないことは分かっている。それでも、できれば健康でいたい、若くありたいと思うものだ。ところが、僕を含め多くの人はその願望とは裏腹に不健康な暮らしに陥りやすい。暴飲暴食、運動不足、睡眠不足、ストレス過多といった生活に流れやすいものだ。人間は弱いもので、放っておくと易きに流されていく。その結果、気がつけば病んでいたということになりがちなのである。
さて、自己コントロールすることが難しいことから、結果として病むことが避けられないとしても、せめて重篤になる前に対処することが大切だということは論を待たない。さらに言えば、まだ病気とは言えないが、何かしら兆しがあるという段階で対処することができるとしたら望ましいことだと思う。
つまり早期発見・早期対処こそが大切なことなのだ。そのためには定期的に自分の身体を点検することが必要となる。毎日のように飲酒をする僕としては先ずは定期的に血液検査をすることとしている。いくら意志薄弱な僕でも血液検査でどれかの数値が急激に変化していれば少しは節制する。そのためにも定期血液検査は続けなければならないと思う。
しかしそれよりも重要なのは1年に一度は受けている人間ドックなのである。もう長い間、欠かすことなく一泊二日の人間ドックを受けている。今年も7月に市民病院でチェックを受けた。脳のMRI検査、頚動脈検査、胸部CTスキャン、腹部超音波検査、胃の内視鏡検査、大腸の内視鏡検査というように徹底的に検査を受ける。何度かは睡眠時無呼吸検査までやった。幸いなことに今年の検査においても深刻な問題は発生していないので取りあえずは良しとしよう。もっとも、いつも飲酒過多だとか高カロリー食品の過剰摂取だとかといった指摘を受けているのだから決して褒められたものではない。そのうえに人間ドックが目的化してしまっており、受けたことでまるで自分が健康体になったかのように錯覚していることが問題だと思う。それでもまあ、仮に体内のどこかで病気の兆しが芽生えていたとしても早期発見につながる可能性が高くなるのだから徹底的に身体をチェックすることは続けなくてはならないと思う。
ところで富山市民病院の人間ドックの一泊二日コースは市内のホテルに宿泊のうえ、夕食にはアルコールが付いてくる。いつもと同じ生活のうえで検査を受けたほうが良いと考えれば適量のアルコールも許されるということなのだろう。もっとも、この適量という部分にいささか曖昧さがあるのだが…。僕の場合、いつもと同じ生活という考え方に納得しすぎて、本当にいつもと同じ適量を飲んでしまうことが…。(あまりあからさまにしないほうが良さそうだ。)
それにしても内視鏡で覗く胃や腸の内部はどうしてあんなにもキレイで輝いているのだろうか。自分の体内を覗くという異様な行為だけれども、僕は毎回楽しみにしているのだ。口やお尻に内視鏡を突っ込まれながらもモニターを眺めては「お前の腹はお見通しだぜ」などと独り言ちては楽しんでいるのである。
(これもあからさまに言うことじゃないか。)
さて、自己コントロールすることが難しいことから、結果として病むことが避けられないとしても、せめて重篤になる前に対処することが大切だということは論を待たない。さらに言えば、まだ病気とは言えないが、何かしら兆しがあるという段階で対処することができるとしたら望ましいことだと思う。
つまり早期発見・早期対処こそが大切なことなのだ。そのためには定期的に自分の身体を点検することが必要となる。毎日のように飲酒をする僕としては先ずは定期的に血液検査をすることとしている。いくら意志薄弱な僕でも血液検査でどれかの数値が急激に変化していれば少しは節制する。そのためにも定期血液検査は続けなければならないと思う。
しかしそれよりも重要なのは1年に一度は受けている人間ドックなのである。もう長い間、欠かすことなく一泊二日の人間ドックを受けている。今年も7月に市民病院でチェックを受けた。脳のMRI検査、頚動脈検査、胸部CTスキャン、腹部超音波検査、胃の内視鏡検査、大腸の内視鏡検査というように徹底的に検査を受ける。何度かは睡眠時無呼吸検査までやった。幸いなことに今年の検査においても深刻な問題は発生していないので取りあえずは良しとしよう。もっとも、いつも飲酒過多だとか高カロリー食品の過剰摂取だとかといった指摘を受けているのだから決して褒められたものではない。そのうえに人間ドックが目的化してしまっており、受けたことでまるで自分が健康体になったかのように錯覚していることが問題だと思う。それでもまあ、仮に体内のどこかで病気の兆しが芽生えていたとしても早期発見につながる可能性が高くなるのだから徹底的に身体をチェックすることは続けなくてはならないと思う。
ところで富山市民病院の人間ドックの一泊二日コースは市内のホテルに宿泊のうえ、夕食にはアルコールが付いてくる。いつもと同じ生活のうえで検査を受けたほうが良いと考えれば適量のアルコールも許されるということなのだろう。もっとも、この適量という部分にいささか曖昧さがあるのだが…。僕の場合、いつもと同じ生活という考え方に納得しすぎて、本当にいつもと同じ適量を飲んでしまうことが…。(あまりあからさまにしないほうが良さそうだ。)
それにしても内視鏡で覗く胃や腸の内部はどうしてあんなにもキレイで輝いているのだろうか。自分の体内を覗くという異様な行為だけれども、僕は毎回楽しみにしているのだ。口やお尻に内視鏡を突っ込まれながらもモニターを眺めては「お前の腹はお見通しだぜ」などと独り言ちては楽しんでいるのである。
(これもあからさまに言うことじゃないか。)