平成14年12月27日
 今日は御用納めです。1月26日の就任以来11か月間経過したことになります。思えば全力疾走の日々でした。大変なこともありましたが充実した日々でもありました。お世話になった数え切れない皆さんに心から感謝申し上げます。数日間の休暇中にしっかりリフレッシュし、かつ来たる年に向けて気力を充満したいと思います。
 今日から家族とともに冬眠いたします。外は昨日からの雪が降り続いている。あんまり降らなきゃいいのだが・・・・。
平成14年12月18日
 横田めぐみさんが拉致された現場へ行って来ました。海岸は折からの風と波で荒涼としていた。彼女が通っていた寄居中学校にも行ってみた。驚いたことにこの中学は市街地の中にあるのである。それも新潟県知事の公邸に隣接しているのであり、周囲も大変賑やかな地域なのである。僕は不明にも、閑散とした地域にある学校からの帰り道で拉致されたものとばかり思っていたのだが、とんでもない間違いであった。あんなにも賑やかな地域にある学校からの帰途で、それも300メートルほどの距離の海岸で発生した事件なのであった。憤りを禁じえない。
 僕の二女は中学一年生である。当時の横田めぐみさんと同じ歳だ。それだけにご両親の嘆きと苦しさがいたいほど分かる。何よりもこんないたいけな少女を突然拉致し、家族から隔離し、辺境の地で絶望の極みにまで追いこんだことを思うと胸が裂かれそうになる。絶対に北朝鮮を断罪しなければならない。改めて政府に対して断固たる対応を求めたいと思う。
 一方、社民党の土井たか子党首の今までの体北朝鮮姿勢に対する反省談話を見てみると改めて腹がたってくる。まるで他人事のような談話である。程度の悪い話だ。一度、めぐみさんの捜索用写真として使われているアノ写真に写っている中学校の前の桜の木ノ下で猛省してみろと言ってやりたい。
 僕が訪ねたとき、何人もの中学生が明るく談笑しながら歩いていた。めぐみさんの両親だったらどんな思いでそんな光景を受け止めることになるのか、そう思って帰ってきた。はたして僕らは今何をすべきなのだろうか。
平成14年12月9日
 同級生が急逝した。急性心不全とのこと。正義感が強く信頼の置ける人間であり、彼の業界のことをはじめとして幅広く社会活動に取り組み、またいろいろなアピールの発信もしていた。僕自身も随分と世話になった。感謝に耐えない。それだけに大ショックを受けている。いい人ほど先に逝くという言葉が身にしみる。
 今年はもう一人、同じく随分と世話になった友人を亡くしている。彼も同級生だ。何人かの同級生と昨日から今日にかけて話したが、全員がショックを受けており、みんなが「何でアイツが?」との思いを抱いている。同時に齢五十を向かえた現実に直面した思いでもある。いよいよ具体に死を意識させられる時期なのだ。毎日を大切に生きよう。先に逝った彼らの分まで。それが残された者の義務だ。
 心から友の冥福を祈る。 合掌。