平成25年4月30日

 『今月の読書』


   「この世の偽善」      曽野綾子 金 美齢 著 PHP研究所
   「私は猫ストーカー」    浅生ハルミン 著   中央公論新社
   「空飛ぶ広報室」      有川 浩      著  幻冬舎
   「顔 FASE」      横山秀夫      著  徳間書店
   「影法師」         百田尚樹      著  講談社
   「医療にたかるな」     村上智彦      著  新潮社  
 
  
平成25年4月29日
 昨日、久しぶりにヨットに乗った。今年初めての海行きであった。波は穏やかでありながらそれなりに風があり、その上に、午後からは立山連峰がその全貌を見せてくれるという最高のヨット日和りであった。舟の上では色んな話が出たが、ヨットのベッドで眠る話からボートハウスの話につながり、映画[めぐり逢えたら」にまで拡がっていった。帰宅して手にしたニューズウィーク誌の今週号の特集が「世界を旅する映画ペスト100」というものであり、その中で「めぐり逢えたら」も取り上げられていた。偶然は面白い。
 大好きだったこの映画が、今回の特集では『今では古典となった映画』と評されていることに驚いた。ボルティモアとシアトル、そしてニューヨークを舞台として描かれるファンタジー性あふれるこの映画。人間とは夢追い人なんだと思わされる素晴らしい作品だと思う。作中に随所に出てくる街角の風景が素晴らしい。今朝?はかなり早くに目覚めてしまったので、深夜の1時50分から「めぐり逢えたら」のDVDを見た。何度見ても甘いファンタジーに引き込まれる。そしてシアトルの街角や市場の映像、ニューヨークの街角の様子を見て胸を熱くしていた。かつて自分がそぞろ歩きした街並みや、買い食いをした市場などが映画の随所に出てきて懐かしさを募らせてくれたからである。懐かしさは言い過ぎかもしれない。旅の思い出とでも言うべきなのだろう。
 シアトルからニューヨークまでガラス造形研究所やガラス工房の皆さんと旅したことがある。まさにこの映画の背景の設定そのものなのである。だからこそこの映画に思い入れがある。みんなで旅した懐かしい思い出。そしてその旅には亡き妻も一緒にいた。シアトルのマーケットやエンパイア・ステートビルのシーンで妻との情景が頭に浮かぶ。そんな大好きな作品が古典と評されるくらいに僕らも歳をとったということだ。このうえは思い出を大切に生きていくこととしよう。
平成25年4月22日
 明日から2泊3日でバリ島に出張。第7回アジアEST地域フォーラムという会議で基調講演の予定。数日前から英語の原稿を何度か口に出して読んでいるのだが、はたしてどうなりますやら。
 ここ数日も忙しくて子どもたちとゆっくり話をすることができなかったのに、このまま今夜から出かけてしまうんだなあと思っていたら、下の娘からメールが来た。こういうのを安心メールと言うのかな。
平成25年4月18日
 選挙が終わり活動再開です。気持ちをリセットして初心にかえり頑張りたいと思います。


 さて、話題を変えてプライベートな悩みです。
 下の娘のセンシティブな性格に手を焼いている。感受性が強いことは良いことなのだけれど、僕らが何気なく口にした言葉で気分を害したり、傷ついたりしているようだ。真意をはかってくれれば他意が無いことが分かりそうなものなのだが、どうしても彼女なりの受け取りをしてしまっている。思えば亡くなった妻も若い頃にはそうだった。こちらの思いとは違う意味で言葉を聞いて気分を損ねるということがときどきあった。何故に気分を害しているのか分からないこちらもまた不機嫌な様子に腹を立てるということになり、結果として喧嘩になってしまう。そんなことがよくあったものだ。もっとも、何年も夫婦を続けていればお互いの思考回路や話し方が分かったきて、緩やかに相手のことを見ていることができるようになってくる。あるいは感受性が鈍ってきたせいだったのかも知れない。でもまあ、若い頃には色々あったものだ。
 今朝、娘と口喧嘩してしまったのだが、朝からずっとやっぱり母と娘なのだと思わされている。よく似た性格だと思う。もう少し気長に見てやらなければいけないのだろうなあ。反省しながらも、もっと楽に生きていって欲しいと願わずにいられない。肩の力を抜けばいいんだよ。
平成25年4月1日
 いよいよ4月、新年度に入った。午前中に新規採用職員の辞令交付式があったが若者たちの清新な様子が眩しかった。昨日までの春は名のみの寒さから、一転して春らしい天気になったことも爽やかな気分にしてくれる。何となく良い年度になるようでワクワクする。いろんな意味で頑張りたいと思う。

 ここに来て、ネット選挙の解禁だとかブログでの選挙運動とかが活字になるようになってきた。そうは言っても今日現在はまだ従前の規制のままなので、誤解を招かないようにしばらくの間このブログをクローズしたいと思う。時期が来れば再開しますのでご理解を願います。