平成26年8月22日
 昨日は富山商業高校の野球部の応援のために初めて甲子園球場に行ってきた。残念ながら午後の行事の関係で4回までしか応援することができなかったけれど、それなりに高校野球観戦ができた。選手の躍動感や溢れるような若さ、応援団の熱気に感動させられた。僕らがとっくに失ってしまった青春の輝きに圧倒された。一つの青春群像を見る思いであった。試合結果は残念ながらサヨナラ負けだったけれど、良い試合だったと思う。両チームの健闘を称えてあげたい。

 閑話休題

 ところで、最近また、後味の悪い夢を見る。昔、個人事務所を経営していた時代の夢で、何日も仕事の依頼が無くて経営不安にさいなまれるというものだ。以前にもこのコーナーで書いたことがあるような気もするが、数年に一度同じような夢を見るから不思議だ。個人経営の弱小事務所にとって仕事の依頼が途絶えることがいかに切実な問題であり、未だに消えない強い強迫観念となっているのだということを思い知らされる。仕事が無い中でどうやって人件費や経費をねん出しようかと焦っているところで目が覚める。そうか夢だったのかと思うものの、暗い気持ちは引きずったままだ。若いころのように空を飛びまわる夢なら毎日でも見たいところだが…。
平成26年8月17日
 高天原山荘のトイレが改修されバイオトイレとなったので訪ねてみようと山に入ったのだが、天候の悪化を懸念して薬師から引き返してきた。二日続けて県警ヘリがけがをした登山者を救助する様子を目のあたりにしたが、今年は遭難事故が多発しているらしい。山では引き返すという決断や慎重な行動が求められるといつも聞かされてきたが、本当にそうだと思う。今回も沢沿いの登山道をたどる行程だったので雨を心配して無理をしなかったことは当然だったと思う。薬師沢小屋を出発した登山者二人が不明になっているとの記事が今朝の新聞に出ている。沢の増水が原因らしい。高台に避難していると良いのだが。山での雨は怖い…。
平成26年8月5日
 某紙の書評で面白そうなタイトルの本を見つけて早速に注文した。僕は毎月何冊もの本を読むのだが、結構な頻度でタイトルに惹かれて買ってしまうということがある。やっぱりタイトルの力は大きいよねぇ! 僕のエッセイ集もいつまでも「森のひとりごと」シリーズじゃあねぇ? そろそろ思わず手にしてしまうようなタイトルを考えなきゃな。
 さて、昨日注文した2冊の本は何というのか。僕にとっては実に魅力的なタイトルなのです。ご紹介しましょう。
 最初の一冊は、「それは甘くないかなぁ、森君」というもの。青春小説のようだが、このタイトルじゃ買うしかないでしょ。確かに僕は甘いよなぁ…。(小野寺 史宣 著  ポプラ社)
 2冊目は、「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」というもの。思わず腹筋に力を入れて、ムムムッとうなるしかないよね。チョット読んでみようかなという気になってしまうタイトルでしょ。ここにきて若干腹部膨満気味の僕としては、読んで反省するしかないという気にさせられる。二流以下は腹が出ていてもいいということだから、まあいいか! (小林一行 著  かんき出版)