平成20年7月28日
 夏季休暇から昨夜帰宅した。のんびりと過ごし、気分転換ができた良い休暇だったと思う。毎年この時期に休みを取ることとしているのだが、一週間の休みを取ることができることを大変ありがたいと思っている。今日から職場復帰だ。遊んでいた分だけ倍にして働かなくちゃならない。いつもより早く目覚めたのもそのやる気の表われか? 頑張らなくちゃ。
 この休暇の最中に、初めてスキューバダイビングに挑戦した。事前のレクチュアーを含めて一時間という体験ダイビングである。若い頃には海で素潜りをしたし、子供たちと一緒にシュノーケリングをしたこともある。したがって深水2〜3mくらいならいつでも素潜りで遊べるだろうと勝手に思っていた。そんなこともあって本格的な装具を付けてのダイビングというのは大げさに感じていて、今まで挑戦してみようという気にはならなかったのだった。ところが今回の旅の同行者全員で挑戦しようということになったものだからおっとり刀で参加したのである。一言で感想を言えば、大変エキサイティングな経験であった。海中散歩という言葉を実感した。約30分間の海中散歩であったが、息の続く間だけ潜っては水上に顔を出す素潜りとはまったく違う世界であり、感動した。ヤミツキにならなきゃ良いのだけれど…。
 素朴な印象の一つに装具の重さに驚いたことがある。酸素ボンベやウエイトの重量は想像以上であり、水中はともかく砂浜や船上で一人で装着するのは大変だ。世の中には女性ダイバーもたくさんいるが、なかなかハードなスポーツなのである。しかしながら水中に潜ってしまえばその重さを感じることはまったくなく、ゆっくりと呼吸をしながら海底に腹ばいになっていると別世界に身をおいた気分になる。今回は初めての体験なので水深5m程度の水中散歩であったが本当に楽しかった。水中を漂いながら、かなり以前の浴槽のコマーシャルで使われていたコピーを思い出して心の中でリフレインしていた。「お魚になったわたし♪」と。
 この体験の翌日には4時間にも及ぶ乗馬に挑戦した。乗馬は今回で3回目だが、時間が長かったのでお尻の痛さに苦しんだ。しかし何よりも困ったことはこの2日間のアウトドアでの体験により顔と手が真っ赤に日焼けしてしまったことである。今日から仕事で出会う皆さんから、遊びすぎだと指摘されそうで心配である。先にも書いたとおり、リフレッシュしたからには今日からの仕事に全力投球だ。よく働き、よく遊び、又よく働く、の姿勢で頑張りましょ。
 
 
平成20年7月18日
 大分県の教員採用試験における不正事件はひどい。教員の世界で慣習化していたとは言え、点数を改ざんするとはあまりじゃないか。低い点数に下駄を履かせることがあってはならないことであることは当然だが、上位者の点数を改ざんして低くしていたという報道には本当に驚いた。理解の粋を超えている。教員の世界特有の一家意識が背景にあるのだろう。一家の一員を救うために一般の受験者を泣かせることなど朝飯前なのだ。罪悪感など微塵も感じていなかったに違いない。おそらくこんな手合いは日本中に山ほどいるのだろう。なんとか見つけ出して成敗したいものだ。不正に合格したものは現に教員である者であっても資格喪失させると大分県教育委員会は言っているようだが、まずは分かっている不正合格者の氏名を早急に公表すべきじゃないのか。そもそも事ここに至っては、身に覚えのある者は自ら名乗り出るべきだろう。それがせめてもの救いになるというものだ。
 ところで、せっかくの機会なので富山市の上級職の採用試験について紹介しておきたい。まず、一次試験である筆記試験は問題の作成から採点まで人事院の外郭団体である東京の専門業者に委託している。したがって特定の者の点数の改ざんをすることは困難である。次に一時面接が行われるが、この際には市の職員だけではなく民間人も試験官として参加しているのでお手盛りで面接の採点することはありえない仕組みとなっている。最後に市長を含めた6名で二次面接を行う。この際には、筆記試験の成績にとらわれることなく、経歴や特性・特技、文章力や説明能力、さらには笑顔や発声など総合的に受験者の人となりを判断して決定することとなる。五十代以上の者が二十代の若者の人物評価をするのだからみんなの意見はそうは違わないものだ。自然に合格者が絞られていく。合議の場で面接官の一部の者が特定の受験者を強く押すことは不自然であり、誰かの口利きがあったからといって結果が左右されることはありえない。
 参考までに、僕自身は受験者から感じられる意欲や積極性を重要視している。若者の最大の武器は若さじゃないか。ぜひとも若い感性と意欲を見せて欲しいと思う。今年の二次面接は8月の4日から6日までだ。実はこの3日間は僕にとって楽しみでもあるのだ。