平成27年2月20日
昨日の朝、家を出る直前になってその前日に来ていたワイシャツの袖口のボタンが取れていたことを思い出した。思い出した時にやらなきゃ、と思って慌てて裁縫箱を取り出した。時間がないと気にしながら頑張ったところ、なんと3分でボタン付けができた。初めてしたころとくらべると大きな進歩である。やったあー!という気分で1日を過ごせた。こうして着実に主婦化が進むのである。
平成27年2月5日
世の中には長寿者でも驚くほどに若々しい人がいらっしゃる。最近、そんなお一人に出会えて楽しかった。話の流れから携帯電話が無かった時代の話題となり、僕らが学生時代の40年ほど前はデートの約束の日時や場所などをどうやって連絡していたものか思い出せないと言ったところ、笑いながらも驚くような発言をされた。「私の若い時には、彼との間で一つの電信柱を決めておいてそこに書き付けておいたわ」と。95歳の情熱に圧倒されてしまった。恐るべし…。
思えば今日は長女の誕生日。電信柱を見つけてやれたらいいのだけれども…。
思えば今日は長女の誕生日。電信柱を見つけてやれたらいいのだけれども…。
平成27年2月3日
先週、日本財団の笹川会長の講演を聞く機会を得た。ハンセン病の制圧のために世界を飛び回って取り組んでおられることはメール配信などで知ってはいたものの詳しい背景や現状を知ることが出来て良かったと思う。何よりも会長のハンセン病制圧にかける熱い思いに心を動かされた。いただいたご著書を早速に読みたいと思う。その講演の資料の中に長く忘れていた歌人の名前を見つけた。明石海人という歌人である。以前にこの人の歌集に触れて感動したことを思い出し、書架をひっくり返して探したのだが見つからない。誰かに貸したのかも知れないと気付いてもう一度買い求めた。ゆっくりと読み直してみたいと思う。この人は25歳の時にハンセン病と診断され、闘病生活の中で俳句や短歌などに創作意欲を燃やし、闘病むなしく37歳で亡くなっている。しかしその短い作歌活動の中で秀逸な短歌を残しているのである。絶望的な病との闘い、家族への思い、隔絶された施設での生活、死への恐怖、諦観、自然を見つめる姿勢などを詠んだ短歌で溢れている歌集である。お薦めします。
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