平成21年2月19日
 東京に行くと感じることの一つに、マスクをかけている人の多いことがある。風邪をひいたときなどにつけるあのマスクである。ん?。マスクはかけるもの?それともつけるもの?あるいはマスクはするものなのか? まてまてそんなことを書きたかったのではない。なぜ東京の人たちは異常なまでにマスクを着用するのか。(着用なら文句はあるまい。)僕の感覚では街を歩く人や、電車やモノレールの乗客の2割から3割の人が、男性、女性を問わず、年齢を…、つまり老若男女を問わずにマスクをしていると思う。それも顔の半分ほどを覆っているものが多く、中には戦闘機のパイロットが操縦席でつけているような全体にふくらみのある構造のものをつけている人もいる。そのうえでサングラスをかけ帽子をかぶっている人さえいて驚く。まるでコンビニ強盗のいでたちだと思うのは僕だけか。
 おそらくインフルエンザ対策なのかも知れない。いずれにしても異様な光景だと思う。満員電車に乗るときなどに自分の身を守るためにはあそこまでしなきゃいけないのかなあ。季節を考えると花粉症の対策として着用しているのかもしれない。だとしたら東京人は花粉に弱いのだなあ。僕も花粉症の傾向があるが、だからと言ってマスクをつけて暮らしたりしていない。目を洗うとかはするけれど日常は無防備のまま暮らしているがなあ。ひょっとしたら東京というところは各種の病原菌が飛びかっていて、そのことを知る一部の人たちがマスク生活をしているのかも知れないなあ。
 なんにしてももう少し素顔を見せて暮らしませんか。鼻の穴だけをふさぐ器具があれば素顔で生活できると思うのだが、そんな器具はないのかしらん。このままではそのうちに宇宙服のようなものを着て街を歩く人たちが出てくるかもしれないなあ。
 そういえば東京で目に付くもう一つのものがある。それは、キャスター付きのカバンを持ち歩く人が多いことである。いったい中に何を入れているのか知らないけれど、こちらも老若男女を問わず邪魔なくらいに引きずっている。邪魔なくらいじゃなくてはっきり邪魔なのだ。海外旅行をするならともかく日々の生活に何故あんな大きな荷物が必要なのだろう。
 そのうえに彼らは無遠慮な人が多く、移動時にはガタガタゴロゴロキーキーとうるさく音を立てるのである。床がやわらかいところを引っ張るときはそうでもないが、場所によってはうるさくてかなわない。ごく稀に周囲に配慮して、うるさく音を出す場所だけは持ち上げて移動する人もいるけれど、ほとんどの人は無頓着。いったいどうなってるんだい!と僕は言いたいのだ。周囲に迷惑をかけていることが気付かないのだろうなぁ。
 もっともこんなことを言ってる僕のほうが彼らに言わせるとうるさいのだろうけれどね。まあ、しょうがないか。