平成24年7月30日
4月に仲間と一緒に中古のヨットを購入し、時々セーリングを楽しんでいるのだが、時にはオーナーらしく船の手入れをしようということになり昨日の日曜日に集まった。デッキブラシで船体を洗い、キャビンの中も大掃除。いろいろな物が整理されずに積み込んであったのだが分類のうえそれぞれの収納場所を定める。さすがにスッキリと収納がされて気持ちが良い。持ち運べる小型の掃除器を使い、雑巾で隅々まで磨き上げた。ついにはシュノーケルをつけて船底を確認しだす猛者まで登場。やりだすと勢いがとまらない。良くあるパターンである。
最後は汗みどろになりながらの仕事が終わった満足感で満たされる。当然の結果としてビールが進む。そこまでは良かったのだが…。日焼け止めを塗らずに船上に居たものだから顔も身体もひどいことになってしまった。今朝から会う人ごとに「どうしたのその日焼け?」と質問されて困ってしまう。にわかヨットマンとしては「海の男の勲章です。」などとうそぶいているのであった。やれやれ。
最後は汗みどろになりながらの仕事が終わった満足感で満たされる。当然の結果としてビールが進む。そこまでは良かったのだが…。日焼け止めを塗らずに船上に居たものだから顔も身体もひどいことになってしまった。今朝から会う人ごとに「どうしたのその日焼け?」と質問されて困ってしまう。にわかヨットマンとしては「海の男の勲章です。」などとうそぶいているのであった。やれやれ。
平成24年7月13日
6月議会があったり、その後でシチリア島に行ったりしていたらあっと言う間に7月も中旬になってしまった。いやはや…である。
一昨日、昨日と東京出張であった。この時期につきものの省庁への要望活動である。それにあわせて市の職員で中央省庁などに出向している若者たちとゆっくりとお酒を飲むことができて良かった。みんな新しい環境の中で輝きながら頑張っているようで頼もしく感じた。なによりも若さが眩しい。
そんな楽しい時間を過ごした翌朝、つまり昨日の朝のことである。僕が宿泊した施設は常宿にしているので勝手が知れている。最上階にある、10人程度が一度に利用できる浴場がお気に入りの宿である。いつもお風呂に近い部屋を取ることにしているのだが、そのお風呂に入ろうと部屋を出たところ、エレベーター前の小さなホールにある長椅子に若い女性がしどけなく眠りこけていたのであった。かすかにいびきをかいているのを目にして思わず身を引いてしまった。
朝の5時台なのだからお風呂の前の空間には誰もいない。僕と眠りこけている彼女だけなのである。口の開いたハンドバッグからは財布や手帳、携帯も見える。うかつに声をかけて誤解を生んでもなあ…と思い、何も見なかったようにして慌てて部屋に戻った。しかし放っておくのも危ないなぁと思い直し、バタバタと音を上げながらもう一度近づいてみる。「お嬢さん!大丈夫!」と声をかけても、小さなうなり声を出すだけ。スカートではなくパンツ姿であることがせめてもの救い。揺り動かそうとも思ったが躊躇してしまった。やっぱり、触れるのはまずいよねぇ。最後は知らない振りをしてお風呂に向かう。先に入っていた人が1人いたので「彼女、大丈夫ですかねぇ」と聞いたら、「そんなのいましたっけ?」だとさ。目に入らない訳がないだろうに。それもチョッとした美人のあられもない泥酔振りが。みんな係わり合いになりたくないのである。部屋に戻るときにも眠りこけていたのでもう一度声をかけたが何の反応もない。仕方なく、部屋からフロントに電話をして状況を説明する。「お節介かもしれないけれど、何とかした方がいいかと思って」と言い添えた。30分後に部屋を出て様子を見ると彼女の姿はなく、危ない姿がもたらす緊張感は消えていた。何人もの人がお風呂に出入りしていた。何ごとも無かったかのように朝が動き出していた。
スタイリッシュで鼻筋の通った美女がどんな飲みかたをしたらあんな風に酔っ払うんだろうねぇ。(何やかや言いながら、細かく観察していたということです。) 寝乱れた美女に朝から出会えたことで僕の女性観に歪みが生じてしまった。あ〜あ。
(正直に告白すると、若い頃に一度だけ、目が覚めたらまったく知らない人の部屋だったことがあります……。もっと正直に言えば? ……。あ〜あ。酒の苦さを語るべからずか。)
一昨日、昨日と東京出張であった。この時期につきものの省庁への要望活動である。それにあわせて市の職員で中央省庁などに出向している若者たちとゆっくりとお酒を飲むことができて良かった。みんな新しい環境の中で輝きながら頑張っているようで頼もしく感じた。なによりも若さが眩しい。
そんな楽しい時間を過ごした翌朝、つまり昨日の朝のことである。僕が宿泊した施設は常宿にしているので勝手が知れている。最上階にある、10人程度が一度に利用できる浴場がお気に入りの宿である。いつもお風呂に近い部屋を取ることにしているのだが、そのお風呂に入ろうと部屋を出たところ、エレベーター前の小さなホールにある長椅子に若い女性がしどけなく眠りこけていたのであった。かすかにいびきをかいているのを目にして思わず身を引いてしまった。
朝の5時台なのだからお風呂の前の空間には誰もいない。僕と眠りこけている彼女だけなのである。口の開いたハンドバッグからは財布や手帳、携帯も見える。うかつに声をかけて誤解を生んでもなあ…と思い、何も見なかったようにして慌てて部屋に戻った。しかし放っておくのも危ないなぁと思い直し、バタバタと音を上げながらもう一度近づいてみる。「お嬢さん!大丈夫!」と声をかけても、小さなうなり声を出すだけ。スカートではなくパンツ姿であることがせめてもの救い。揺り動かそうとも思ったが躊躇してしまった。やっぱり、触れるのはまずいよねぇ。最後は知らない振りをしてお風呂に向かう。先に入っていた人が1人いたので「彼女、大丈夫ですかねぇ」と聞いたら、「そんなのいましたっけ?」だとさ。目に入らない訳がないだろうに。それもチョッとした美人のあられもない泥酔振りが。みんな係わり合いになりたくないのである。部屋に戻るときにも眠りこけていたのでもう一度声をかけたが何の反応もない。仕方なく、部屋からフロントに電話をして状況を説明する。「お節介かもしれないけれど、何とかした方がいいかと思って」と言い添えた。30分後に部屋を出て様子を見ると彼女の姿はなく、危ない姿がもたらす緊張感は消えていた。何人もの人がお風呂に出入りしていた。何ごとも無かったかのように朝が動き出していた。
スタイリッシュで鼻筋の通った美女がどんな飲みかたをしたらあんな風に酔っ払うんだろうねぇ。(何やかや言いながら、細かく観察していたということです。) 寝乱れた美女に朝から出会えたことで僕の女性観に歪みが生じてしまった。あ〜あ。
(正直に告白すると、若い頃に一度だけ、目が覚めたらまったく知らない人の部屋だったことがあります……。もっと正直に言えば? ……。あ〜あ。酒の苦さを語るべからずか。)
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