平成15年2月24日
 このところ毎日のように宴会が続いている。もっとも身体のことを考慮して「2次会には行かない宣言」をしているので、そう遅くならずに帰ることにしている。そうは言っても世の中には誘い上手の人もいるので、断れないこともあるのだ。そんなことから市内の飲み屋街に繰り出すこともある。そうやって出かけてみると、強引な客引きや、いかがわしい風体の外国人女性が路上にたむろしているのが目立つ。また、飲み屋街の中は違法駐車の車であふれている。いつからこんな風になってしまったのだろうか。早く「健全な歓楽街」(変な言葉だが)に戻さなくてはなるまい。
 「ブロークン・ウィンドー効果」という言葉がある。ガラスが割れたまま放置していた学校がどんどん荒廃していったり、破損した自動車が放置されていたりするとやがて周辺に不法投棄がなされる、といった現象をさす言葉である。
 現在の富山市内の歓楽街「桜木町」界隈も「ブロークン・ウインドー」状態になっているのではないだろうか。杞憂であれば良いのだが、心配である。関係の機関がしっかりと連携して、安心してハシゴができる街に回復しなくてはならない。来街者や旅行客が思わず足を運びたくなるような雰囲気を醸成することが大切なのだ。
 僕も「2次会には行かない宣言」を撤回してハシゴをしながらの街中視察を始めてみるべきか???。
平成15年2月18日
 とうとう富山市内でも外国人によると思われる強盗事件が発生した。物騒な話しだ。既に逃走していて県内にはいないのかもしれないが、早く解決しないと不安を払拭できない。県警の奮闘を期待したい。
 僕の家には現金も貴金属もないので心配はないが、資産家の皆さんは自らガードするということも大切なことになるのだろう。警備保障会社の受注が増えることになるのかもしれない。そのうちに機械やカメラ越しにチェックを受けてからでないと知人宅にも入れなくなるのだろうか。場合によったら帰宅した家族でさえカメラに向かって「ただいま。」と言うことになるのかも。そうやってまた生活が機械仕掛けになっていくのだ。そしてサザエさんの家やチビまる子チャンの家のような、家族の団欒の様子が外まで伝わるような情景というものが消えていくことになるのだ。なんとも無機質で、味気ない世の中になるナァ。
平成15年2月7日
 北朝鮮の核開発問題が緊迫の度を高くしている。寧辺の核施設再稼動を表明したことを受けて、アメリカはイラクと同様に武力行使が必要になる可能性があることを言及した。拉致問題といい核開発といい、北朝鮮はテロリスト体制だと言っていいと思う。我が国は国際世論を喚起したうえで毅然とした対応を取らなければならない。
 ところで、僕が県議会にいた頃、議会運営委員会においてある議員と北朝鮮について激論をしたことがある。彼は日本、韓国、モンゴル、そして北朝鮮の4カ国で「東アジア非核平和地域宣言」を締結するように国に対して求める意見書を富山県議会で議決しようと提案したのであった。僕はそのあまりなノー天気さに驚いてしまった。当時から拉致の疑惑が言われていたし、1993年頃からの北朝鮮をめぐる核危機も深刻な問題であったにもかかわらず、その議員は真顔で北朝鮮を礼賛していた。僕は即座に「北朝鮮はまともな国家だとは思えない。核疑惑のある国と非核宣言をするなどと言う発想はナンセンスである。」と述べて反対した。もちろん彼の提案は通らなかったのだが、その後も数次にわたって同じ提案をしていた。
 はたして今日、拉致というテロ行為を自白したうえに、アメリカに対しても場合によったら先制攻撃をするぞと言って威嚇している北朝鮮に対して、彼はどう評価しているのであろうか。県議会の場で無責任なことを主張していたことをどういうふうに説明するのだろうか。政治家として説明責任を果たすべきであろう。機会があれば聞いてみたい。