平成18年9月28日
 過日の安倍内閣の組閣に際して、長勢甚遠代議士が法務大臣に就任されたことを心からお祝い申し上げよう。期待され、当然視されながらその機会に恵まれなかっただけに満を持してという感じだ。もとより政策通の代議士であるだけに大活躍をしてほしいと思う。戦後体制を見直して本来的な日本のあり方を再構築するための尖兵に是非ともなってほしいものだ。
 
 さて話は全く違うところに飛ぶのだが、いやはやとも言うべきエピソードが発生したので披露したい。ここのところ公務員の飲酒運転に関していろいろと取り沙汰されている。もとより順法性を強く求められている公務員が飲酒運転をするなどということは言語道断のことである。
 それはそうなのだが、次に述べる逸話ははたしてどうなのだろうか。数日前に市の職員課にある職員の親戚だと名乗る者から電話があり、当該職員が酒気帯び運転のうえで接触事故を起こしているはずなので処分するべきだと言うのである。しかし、その事案が起きたのは平成3年のことだというのであった。熱心な人というのは時々いるものだが、ここまでの人はそうはいない。だいたいそういうことを良く覚えているものだと感心させられる。立派な人だなあ。
 殺人事件でも15年で時効になるというのに15年前の道路交通法違反を理由に処分しろというご意見には驚くしかない。頭が下がるほどに厳格に人生を生きてきた人なのだろうなあ。きっとこういう人はスピード違反をしてしまったこともなければ、立小便をしたこともないような謹厳実直な石部金吉オジサンなのだろう。
 何かが騒がれると尻馬に乗るように重箱をほじくる人がいるものだが、考えようによってはだから世の中が面白いということか。付和雷同人生に乾杯!