平成27年9月20日
 外国人からみた日本や日本人の素晴らしさを紹介した「JAPAN CLASS」という雑誌が面白かった。例えば「ニッポンの美容院・床屋さんはパラダイスだよ!」といった記事は僕らにしてみると当たり前のサービスが外国人から絶賛されているという内容で驚かされた。いろいろな角度からとらえられたエピソードが満載の雑誌なのである。お薦めです。
 さて、その中に「はあ?日本では、父親と娘が一緒に入浴するってか?」という記事があって面白かった。「とある先進国に在住の邦人一家。現地校に通っている娘さんが、作文に『お父さんとお風呂に入るのが楽しみです』と書いたところ、学校から警察に通報され、父親が性的虐待の疑いで逮捕されてしまった。」という内容である。僕も娘たちが小学校の低学年の頃までは一緒に風呂に入っていた。日本では当たり前のことである。僕の高校時代の同級生の近藤君は中学生の時にも母親と一緒に銭湯の女風呂に入っていて同級生によく出会っていたと話していたことがある。国によってはこの親子も間違いなく逮捕ものであろう。外務省の調査では、欧米ではお風呂はプライバシーが強く保たれる場所で、たとえ親子であっても一緒に入浴することは御法度ということになる。たしか…「となりのトトロ」のワンシーンに、メイとさつきとお父さんが一緒に入浴するシーンがあったと思う。さつきは10歳くらいの設定だったと思うのだが…。欧米でも人気の高かった「となりのトトロ」…、このあたりの評価がどういうものなのか知りたいところである。ひょっとして欧米版のDVDではボカシが入っていたりして…?
平成27年9月4日
 過日、チョット面白いことがあった。ある方からわが家に届いたハガキが2円の料金不足だったのである。現在は52円であるハガキだが以前は50円だった。長い間ハガキを出したことのない僕にしてみると、そう言えばそうだったよねぇ、という感じだった。差出人の方もそんな感覚で買い置きされていたハガキを使われたものだと思う。面白いと書いたのはここからの郵便局の対応である。本来なら、集配をした時点で未納不足があることが分かるのだから差出人に返送されるべきものであろうと思う。しかしあえてそうしないでわが家の郵便受けに届けられていたのである。ハガキには未納不足2円というスタンプが押されていて、さらには別紙が添付されていた。その別紙の記載内容が面白いのだ。曰く、2円不足しているので受け取りを拒否する場合には郵便局まで持参するか連絡するかしてほしい、受取人が2円負担する気があるなら2円を郵便局に持参するか、別紙に2円の切手を貼って投函するかしてほしいと。
 不足ではあるけれど受取人宅まで配達するという対応は融通がきいていてなかなかだと思う。しかしそのあとの対応がいかにも郵便局らしいじゃないか。全体の手間は2円の価値を超えているのじゃなかろうか。しょっちゅうあることじゃないのだから今回は大目に見ておきます、という訳にはいかないんだろうねぇ。
 受け取りを拒否して差出人の方に不快感を与える訳にはいかないので添付されていたハガキ大の用紙に切手を貼って投函しておいたけれど…。滑稽さはぬぐえなかった。
 娘に話してみると当然のことだという反応であったから、僕の感性がおかしいのかもしれないけれど…。
 どういう理屈で受取人に2円の債務が移るのだろうか。そのうえで僕が払わなかった場合に郵便局はどのように対応するのだろうか。郵便物を受け取ったことは事実だから争わないとして、そのまま放置しておくと2円に相当する僕の資産を仮差し押さえのうえ支払い命令でもかけてくるのだろうか。そんなことを考えているとますます面白いよなぁと思わされる。しかしまあ、いかにも日本的ではあるよね。