平成23年12月27日
 2日前からの雪も峠を越した模様。連休に大寒波が来るとの予報だったけれど少しずれたようで馬にも乗れたし、コンサートにも出かけることができた。そのぶん、この二日間、早朝5時から玄関前などの除雪。まあ、新雪で軽いからどうということはないんだけど一年ぶりの除雪で冬本番モードに突入。年末年始にあまり降らなきゃいいんだけど…。

 もう数日で今年も終わる。本当にいろんなことのあった年であった。いろいろと、それも大きなことがあり過ぎて、考えがまとまらない。ああ、今年はこんな年だったなあと整理する事ができない。僕のプライベートの部分は大きく変化してしまった。そのことについての年末にあたっての整理はことさら強調する必要がないと思う。今はただ、意識して気持ちを静かに、平静にしていく時だと感じている。自宅での時間は子供たちと仲良く笑いあいながらゆっくりと流れている。それでいいんだろうなあ。

 公的な面でも激動の年であった。簡単に総括できない。年末年始の休暇中に深く考えてみたいと思う。富山市だけのことではなく、我が国だけでもない、もっと大きな意味で転換期に差し掛かっているのではないか。資本主義的な価値観、民主主義のあり方、この一世紀ほどの間に形成された普遍的だとされていた価値観に綻びや揺らぎが兆しているのではないかという識者の声がある。論理的に説明できないけれど、皮膚感覚で共感する。何とはなしに歴史的な転換期に差し掛かったのではないのかと思う。今は焦らず、じっくりと考えることが求められる。時代感覚を研ぎ澄まし、アンテナを鋭敏に!!!!!。

 話題は大きく変わる。

 さすがに今月は飲み会が続く。この一年はなるべく家族と過ごそうと意識してきたが、最近は元の木阿弥。ダブルヘッダーも多いうえに、一晩で三回の宴会という日もあった。あーあ。自重しなくては…。
 昨夜の宴席で「お酒が強いんでしょ。」と聞かれて、ほとんど10年ぶりに「酒と女は2合(二号)まで」という駄洒落を口にしていささか恥ずかしかった。思えば、若い頃にこの駄洒落を連発して、カミさんに品が悪いと何度も指摘されていたっけ。そこで10年ほど前にあみ出したのが、「酒とカミさんは一生モノ(一升モノ)」という駄洒落。これはカミさんの評価がそれなりだったものの、肝心のカミさんがいなくなってしまってはね…。一升のつもりだったのが…。
 「お酒はぬるめの燗がいい…、肴はあぶった烏賊でいい…。」っていう歌があったっけ。一升は呑めないけれど、あぶった烏賊をつまみながらちびちびやりますかな。(もっともぬるめの燗よりも熱燗が好みなんだけれど。) まあ、言ってみれば酒もカミさんも{…しみじみと…」といったところですかな。

 今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いします。
 (明後日から暫く冬眠します。)


 

 
平成23年12月14日
 いよいよ師走に入ったと思いながら忙しさにかまけていたら今年最後の月も半分を過ぎようとしている。毎日懇親会などが続いていてあっという間に時間が流れていく。気をつけていないとじっくりと考える時間のないまま一日が終わりそうになってしまう。反省しきりである。
 さて、今日は数日ぶりに爽やかな良い天気だった。いつものように早朝、4時半頃に目を覚ましたが月も星も輝く凛とした朝であった。6時半頃に用事があって車で外出したが立山連峰の山々の眺めが素晴らしく、やがて越中沢岳のあたりから太陽が昇ってきて東の空を赤く染めてくれた。しばらくぶりに全方位を遠くまで見晴るかすことのできる絶景であった。心も身体も凛とさせてくれて嬉しかった。このまま年末まで爽やかに走りぬきたいと思う。

 
 12日に韓国の排他的経済水域で韓国海洋警察の警察官が不法操業をしていた中国漁船の船長に刺殺される事件が起きたが、今後の韓国の対応をしっかりとウォッチしていきたいと思う。去年の9月の尖閣諸島付近での海上保安庁の巡視船衝突事件の際に日本政府が取った対応があまりにもお粗末だっただけに韓国政府の対応を注目していく必要があると思うからだ。求心力の落ちている李明博政権にとって対中関係の悪化は自由貿易協定戦略や北朝鮮問題に大きく影響することから強硬姿勢だけではすまない状況のようである。だからこそ今回の問題をどう処理するのかが問われることになる。現職警察官が刺殺されているだけにどこかの政府のように犯人を処分保留で釈放し帰国させることはあるまい、とは思うが。韓国政府の対応の結果によってはもう一度どこかの政府の判断の当否が問われることになると思う。領海侵犯、暴力的な公務執行妨害という重い犯罪を犯した者に何も処分しないままで友好を図ることなどできないと思うのは僕だけだろうか。中国という国の横暴に対して毅然とした対応のできる政府であってほしいものだ。