平成30年9月25日
 三連休を使って三島市にある吊り橋の視察をしてきた。富士吉田市にあるホテルに宿泊したのだが、到着時から翌日にかけて厚い雲がかかっていて富士山を見ることができず残念であった。静岡県側からも眺めることができなかった。それでも好天気の中で目的であった吊り橋(スカイウォーク)を楽しむことができたので良しとしようと思っていた。ところが、目覚めた最終日の早朝、朝日をあびて少しずつ明るさを増していく富士山の全貌を眺めることができて感動した。登山道まではっきりと認めることができた。しばらくの間、言葉もなく眺めていた。子どもたちがまだ小さかった25、6年前に同じく富士吉田市のホテルの窓から富士山の全貌を眺めて声を上げた記憶があるが、それ以来の体験となった。やっぱり富士は素晴らしいと思わされた。登山道を目で追っていると登ってみたいという衝動にもとらわれた。いつかは挑戦したいと思いつつこの歳になってしまった。挑戦するとしたら来年だ。そしてその時僕は67歳になる。家族に言わないで、密かに準備を始めますかな。
平成30年9月10日
 関西空港の被災に代表される台風21号の大きな爪痕。そして北海道での大地震の発生。道内全域の停電。今月は大変な月になってしまった。大変なことが起きたと眉を寄せている間に次の大事が次々と起きる。日本列島が大災害列島になってしまったのか。こんな状況の中で僕らは何を成せば良いのか。どう生きれば良いのか。自問するばかり。亡くなった方へのお悔やみと被災した方へのお見舞いを。そして早期の復興を願う。

 土曜日は時間が出来たので恒例の簀戸から障子戸や襖への取り換えをした。術後の回復期なので激しい運動を避けるように言われているものの、季節の移ろいにあわせた家の調整は避けられないと思って作業をした。取り換えが終わると家中を大掃除。とは言っても、ルンバが頑張り、僕はモップがけをしただけなのだけれども。その後は廊下に掛けてある絵画の交換と玄関の置物を入れ替えた。どちらも季節感あふれるもの。少し急ぎ過ぎたかも知れないけれど、わが家は既に秋の風情である。最後に仏間と座敷の座布団を冬ものに取り換えた。家の中の空気まで取り換えたかのようにサッパリした。半年ごとにこの作業をするけれど、その半年間にわが家を訊ねてくる人はいない。何のためにやっている作業なのか分からないけれど僕の中での風物詩なのである。自己満足だけど続けていきたい。全部が終って仏壇に線香をたてて火をつけた。子どもたちの無事を祈って手を合わせた。お陰様で両親も元気だ。家族の無事がありがたい。被災した皆さんに申し訳ないような思いがよぎる。僕らは何を成せば良いのか。誠実に生きるということか。
平成30年9月4日
 車の中でケータイを受送信するためにブルートゥースで接続している。今使用している車は音声入力ができるので大変に便利である。運転中に発信する場合はハンドルを握りながら「登録先に電話をする。」などと言うと、「相手先を指定してください。」などと返ってきて掛けたい相手の名前を述べると発信されることになる。ところがこちらの滑舌が悪かったりすると機械が間違った登録先と認識してしまい誤発信されることがある。発信する前に確認のために「…さんですね」と聞き返してくれると良いのだが、僕の車の設定がそうなっていないためいきなり意図した人と違う人に繋がってしまうということが起きる。その場合には慌てて切断するのだけれども、間に合わずにワンコールしてしまう場合もある。そうすると相手のケータイには着信記録が残るので迷惑を掛けてしまうこととなる。そんなことにならないように充分に注意して音声入力をしなければならない。分かっているのだけれども過日も失敗してしまった。「ノシロ」さんに掛けたかったのに「モリヨシロウ」さんに繋がってしまい、慌てて切ったのだがワンコールしてしまった。しばらくするとあの元総理の大先生から返信があり大慌てであった。大変にご迷惑をかけてしまったことを猛省している。やはり運転中は電話をするなということだ。大きな戒めとなった次第。