平成19年7月30日
 今回の参議院選挙の結果には驚いた。あらかじめ報道されていたように野党が勝利するとは思っていたが、これ程とは?。 富山選挙区も、特に富山市では現職が厳しいと感じていたが、これも予想以上に票差があった。まさに民主党の圧勝である。
 思えば昨年の党首就任以来、小沢代表は一貫してこの参院選での与野党逆転を主張し、そのためにこその運動や国会対応を重ねてきていたのである。今にして思えば、どのタイミングでどこを刺激すればどういう風が吹くかということを熟慮した上での、世論形成をも含めた、まさに技ありの戦略なのであろう。苦労知らずの仲良しクラブ官邸を相手なら赤子の手をひねるようなものか?読みどおりの展開だったのだろう。勝利が分かった瞬間に、さっそく次の一手の長考に入ったのか、記者会見もせずに休息のための入院だとのこと。さすがと言うべきか。
 富山選挙区で当選した森田氏に対し、素直にお祝い申し上げたい。参院らしい地に足の着いた活動を期待したい。それにしても、結果的には風が吹いたとはいえ、出馬表明当初から勝利の手ごたえを感じていたとは思えない。敢然と立ったその意志と勇気を称えたいと思う。野上さんにしても、平成12年末に出馬を決めたときには自民党にとって逆風の時代であった。その中で決意した当時の意志と勇気もまた称えられなければなるまい。既に彼らの時代なのだろう。未来を担う世代の切磋琢磨に大きな期待を寄せたい。彼らと15歳も違う僕としても負けてはいられない。彼らを刺激にして頑張ろうと、今朝から元気を漲らせている。
平成19年7月24日
 新米CAPTEN誕生!!
 今年の目標にしていた小型船舶操縦免許を取得することができた。7月の7日、8日の二日間、山梨県の山中湖まで行って合宿をしてきた甲斐があった。お陰さまで平成19年7月20日付けで免許の登録を受け、昨日免許証が郵送されてきた。ペーパードライバーならぬペーパーキャプテンではありますが、ぜひ一度操船してみたいので、離着岸の際に多少失敗しても許していただける大らかな心の小型船舶のオーナーがいらしたならご紹介したいただきたい。よろしくお願いします。(そんなこと言っても、無理だよネ。)
 僕がこの免許に挑戦した本当の理由は、秋に富岩運河で予定しているエコボートの運航実験の際にぜひ自分自身で操船してみたかったからである。整備が進んだ富岩運河環水公園にボートや小型船舶が走る光景はなかなかいいと思う。課題は多いものの、そういう光景の実現に向けていろんな取り組みをする事が大切だと思う。その一環として電動のボートを走らせて見たいのである。その際にはぜひとも新米キャプテンが舵を握りたい。乞うご期待!!

平成19年7月18日
 初めてロンドンに行ってきた。二泊しかできなかったもののナショナルギャラリー、クィーンズギャラリー、ケンウッド・ハウスと3ヶ所の美術館を廻ることができた。以上の美術館に全部で4点のフェルメールの作品が収蔵されているので巡回してきた次第。残念ながら他の美術館に貸し出されているなどの理由によって2点しか見ることができなかったけれど、郊外にあるケンウッド・ハウスにも行けたので良かったと思う。同行者のお陰である。
 その際、クイーンズギャラリーからホテルまで、途中でナショナルギャラリーに寄りながら歩いて移動してみた。従って、バッキンガム宮殿からトラファルガー広場に出て、ピカデリーサーカスを経由してリージェント通りを歩いたことになる。ロンドンの一番の繁華街を歩いたのだから、賑やかさを通り越してうるさいくらいの喧騒振りであった。
 いったい幾つの人種の人とすれ違い、何ヶ国の国籍の人とぶつかりそうになったのやら分からない。彼らが話している言語もはたして何種類あったのだろうか。十や二十では済まないのではないかと思った。文字通りの人種の坩堝であり、言語の混沌であった。他民族社会、多言語社会、文化の多様性などといったことを強く実感させられた。イギリスがEU加盟以来、移民の受け入れを積極的に進めてきたことの結果であろう。確かにイギリス経済は急成長したのだろうが、先日のグラスゴーにおけるテロ事件のように負の側面もまた急成長している。難しい問題だと思わされた。わが国の将来を考える上からも、EU諸国内の人の移動や、アラブを含めた移民の実態などについてもっと学ぶ必要があると思う。我々はいつまで単一民族国家だと言っておれるのだろうか。人口減少社会だからこそ移民政策の是非の議論を避けて通れないと思うのだが。
 今朝も中国人と思しきたくさんの若い女性たちが自転車でわが家の近くを通っていく。おそらく研修名目で働いているのだろうが、知らないうちに、しかし確実に彼女たちが我々の隣人化しているのだ。そろそろ中国語でも始めますかな。