平成19年12月27日
 いよいよ今年も押し詰まってきた。明日が執務納めだからあと一日と言っても良い。年末までに執務室も自宅の部屋も何とか大掃除をしたいと思っていたが、結局何もできなかった。29日にせめて部屋の掃除をしなきやなぁ。30日から1月2日まではいつものように逃げ出す予定。新しい年にかける決意などと思わずに、何も考えない時間にしたいと思う。
 今年は充実した年であった。この数年間準備をしたり、計画してきたことが形になった年であった。もちろん一つの事業が進展したからといって当面している課題が劇的に変化するわけではないけれど、一歩一歩着実に進めることが肝要であろう。その意味では今年はホームランは出なかったかもしれないが、単打を何本か重ねることができたのではなかろうか。もっとも三振もあったかもしれないね? 
 個人的にも良い年だったと思う。長女が富山で就職できたし、次女は来春から進学する大学の推薦入学を決めてくれた。一安心である。二人とも思いっきり青春を謳歌して欲しいと思っているのだが…。「命短し恋せよ乙女」と言っておこうか。僕自身も今年の目標だった小型船舶の免許を取得できたし、アルトサックスのステージデビューも飾れた。3月から始めたピアノの弾き語りも初披露出来た。(もっとも、散々のデビューだったけれど…。)はっきり言って、みゃあらくもんである。
 なんにしても、公私共にお世話になった全ての人に心からお礼申し上げ、来年も宜しくご指導ご厚誼いただくことをお願いして今年のこの稿の書き込みを閉めることとしよう。(今年もこの書き込みをサボってばかりだったなぁ。猛省。)
皆さん、良いお年を。
 
平成19年12月12日
 師走に入ってもう12日目か。議会中ということもあり慌ただしく日が過ぎていく。あっという間に年末を迎えるのだろう。何時だったか、今年は足元を見つめ直して落ち着いて考えようなどと言っていた記憶があるが、結局はバタバタと走り続けた年だったなぁ。せめて今日からの20日間ほどは慌てずにやっていこう。

 先般の記者会見で、今年は市政の進展も順調だったし、大きな災害もなくて良かったと話したばかりだが、昨日になってチョット嫌な事件が発生した。城址公園内の屋外ショーケースに展示してあった市所蔵のガラス作品が盗難にあったのである。ショーケースのガラス面が何かで割られ直径70cmの円形状の穴が開いており、その穴から作品が持ち去られたと考えられている。高さが55cm、重さが20kgという作品を闇夜に乗じて運んだものか。許せない犯罪だ。
 市は多くのガラス作品を収集しており、それをストリートミュージアムと称して公園や歩道上に設置したショーケースを使って展示している。現在大型のショーケースは11基設置されているのだが、そのうちの一基が被害にあった次第である。日ごろからきれいな街並みの創出を図り、様々な取り組みをしてきている。今年からは街灯にフラワーバスケットを設置したし、また冬季のイルミネーションをLEDを使った大規模なものにするなど明るく華やいだ都心を作りたいと取り組んでいる最中である。ガラス作品の街頭での展示も都心の魅力創出の一つの仕掛けなのである。その展示作品が被害にあうということは富山市のまちづくり全体が被害にあったものだと言っても良いと思う。今朝から情けなさに囚われて少しばかり落ち込んでいる。富山市民には街頭の芸術作品にいたずらをしたり破壊したりする不心得者はいないと信じて来ただけに裏切られたような思いである。せめて作品の魅力に惹かれて愚行を犯したのだと信じたい。花泥棒のような犯罪であって欲しい。換金するのが難しい個性的な作品だけに金目当ての犯行ではなかろうと思う。後は警察の捜査に期待するしかないのだが、作品が無事に戻ることを願わずにいられない。心が寂しくなる事件で今年を終えたくないなあ。