平成26年7月25日
 嬉しいことに硬い桃を貰った。この、今は店頭で見ることはほとんど無くなってしまった硬い桃が大好きなのである。昔はわが家にも桃の木があり、硬い桃をたくさん食べることができた。硬い品種だったのだと思うが、ひょっとすると完熟前に食べていたのかもしれない。いずれにしても最近は硬い桃を見つけることはめったにない。季節外れにいただくことがある、いかにも高価そうな桃はおしなべてやわらかい。この季節にスーパーに並んでいる桃もやわらかいものばかりだ。白桃に代表される今の品種はおそらくやわらかいほど高品質なのだろう。確かにそういう桃もおいしいのだけれども、この季節に自宅の庭に一本だけあるような、それほど手入れがされているとは思えないやせた桃の木にできる、大振りではない硬い桃が僕にとって一番なのだ。娘に勧めてみると、「青臭くて嫌だ。」と言う。そこがいいんだけどなあ。冷凍庫や電子レンジもなかった頃の懐かしい味覚。完熟前の青臭い香り。そこがいいのだ。子供のころのわが家の暮らしを思い出させてくれる味だ。どうでもいいような硬い桃の話でした。
平成26年7月23日
 過日の某紙に興味深い記事があったので紹介したい。中卒の父親が、娘には自分と違う道を歩んで欲しいと思い立ち、小学5年生の学習からやり直し、娘に付きっきりで猛勉強を続け、娘は難関中学に合格。中2の現在は東大を目指しているという。この家庭は妻も双方の両親も中卒で受験とは無縁の家庭だった。しかし、思い立ってからは昼は肉体労働、夜は深夜まで娘と勉強、その後朝まで娘に教えるための自分の勉強、睡眠時間は毎日2、3時間という生活を1年半続けたという。受験参考書や大手の塾のテキストを自らが勉強して娘を支えたということだ。まったく恐れ入りました。驚異的な集中力と意志の強さだ。子供に勉強をしろという前に自らがやってみせる。素晴らしい父親像だと思う。「勉強は時期が来れば無性にやりたくなるものだから、それまでは無理をしなくて良い。」などと言っては親子そろって遊びほうけてきたわが家のことを思うと言葉が出ない。世間は広い。立派な親がいるものだなあ。わが身を恥じるのみ。
平成26年7月11日
 先日、あまり見慣れない状景に出合った。80歳くらいだと思しき老婆が自転車に乗って全力疾走していたのである。誰かが自転車をすごいスピードで走らせていたからといって取り立てて語ることでもない。そのとおりである。ところが後期高齢者と思われる老婆が一心不乱にペダルを踏む姿というのは異様だと思った。元気のある方なのだろう。よっぼと急がなきゃならない事情があったのだろう。それにしても…である。あっという間に歩道を走り抜けていったが、大丈夫だったのだろうか。スーパーおばあちゃんだったのだろう。僕にはあそこまでの体力はない。やっぱりトレーニングか。
 なぜか昔読んだ筒井康隆さんの短編「走る取的」を思い出した。オモシロ怖い小説だったなあ。
平成26年7月3日
 ほぼ1年ぶりに蛇を見た。小さな蛇だったが自宅の庭から外に出て行った。去年も今頃に見たような気がする。蛇にとっては活動しやすい季節なのだろうか。何か良いことがあるといいのだけれども…。
 先日、トレーニングの開始を宣言したばかりなのに続いていない。重ね重ねの反省!である。
 明日は7月4日。アメリカの独立記念日だ。この時期にはいつも映画「7月4日に生まれて」を思い出す。トム・クルーズの演技が出色であった。今年もDVDを見るとしますか。
 明後日は7月5日。関係ないけど若いころに7月5日が誕生日の女性と付き合っていたことを思い出した。それだけのことだけど。