平成17年12月26日
 いよいよ今年も最後の週となった。23日からの三連休があったおかげで、頭も身体も既に年末年始の休みモードに入ったようで気合が入らなくて困る。そのうえ12月としては異例なこの大雪である。やっと峠を越したのかと思って油断していたら昨夜も積もっていた。緊張感を落とさずに仕事をしろということか。
 合併をはじめ大きな出来事の多い特筆すべき年ではあったが、年末だとは申せ年度の途中なので公務の上での総括や評価は心中にとどめておこうと思う。個人的には順調な一年であった。毎日あびるほど酒を飲んではいたが大きく体調を崩すこともなかったし、目標には届かなかったものの体重を落とすこともできた。危険だからやめろと言われながらも自動二輪の免許の取得もできた。(これはあまり胸を張って言うことでもないか) 良い旅もできたし、素晴らしい出会いもあった。たくさんの感動もあった。何よりも一年を通して忙しくかつ充実した毎日を送ることができた。お世話になった人たち、そして感動を与えてくれた全ての人に心から感謝したい。(人間、歳を重ねてくるとそれなりに殊勝な姿勢になるものだなァ。) 少し早いけれど、良いお年を。
平成17年12月15日
 過日、新大阪駅の近くにあるホテルでチェックアウトする際にホテル側の対応のおかしさに思わず笑ってしまった。
 このホテルではフロントの前に自動精算機が3台あり、客が部屋のカードを機械に挿入すると冷蔵庫の使用料なども含めて料金が示され現金を投入してチェックアウトを終えるというシステムである。ビジネスホテルでよく見られるシステムである。したがって僕らもこの機械でチェックアウトを終えればそれで良いことだったのだ。
 しかし僕らがフロントに立ったときには誰も宿泊客がいなかったのである。当然のこととして僕はフロントに立っている男性にチェックアウトをしたい旨を告げたところ、ご丁寧にも彼は僕の後ろを指差し自動精算機でするように指示したのであった。振り向くとそこには3台の精算機に一人づつ職員が配置されており、今にも「分からなくても私が変わって操作をしてあげるから怖がらなくてもいいのよ。」などと言いそうな風情で僕らに向かって熱い視線を送っていたのであった。そしてそこにも客の姿はなかったのである。つまりその場所には僕と連れの男性という二人の客とホテルのスタッフが5名だけがいたのである。にもかかわらずわざわざ機械の方に客を誘導するのはいくらなんでもおかしくないかい!と僕は思ったのであった。
 「客で混み合っているときならともかく、他に誰もいないのにわざわざ機械で精算するのはチョット変じゃないかい。」とやさしく意見を述べた僕に対して、帰ってきたフロントマンの答えがオモシロくて笑ってしまったのである。彼曰く「ご希望でしたら、カウンターでチェックアウトのサービスをして差し上げます。」と。そんな変なサービスがあるかい!などと腹の中では馬鹿にして笑っていたのだが、わざと「できれば希望します。」と答えてやった。変わったサービスのホテルもあったもんだ。しかし今の時代はこんなものだと思わなくちゃならないのかも知れないなぁ。(ちなみにワシントンホテルです。)
 
平成17年12月2日
 ついに今年も最後の月に入った。気合を入れなおしていろいろなことに臨まなくてはと思わされる時期だ。ところが、この二ヶ月は特に忙しく、落ち着いてPCに向かい書き込みをする余裕がなくサボってばかりいた。そのうえ南米から帰ってからはイタリア語の勉強にも身が入っていないことが多く反省しきりである。生来怠惰な性格なのでフッと気が抜けるとなかなか修復ができない。僕の決定的な弱点である。この弱点に気付きながらも「明日できることは今日するな」などと言いながら誤魔化して生きているのである。困ったものだ。
 ところで、仕事が忙しいこととは本来連関しないものであるはずなのに忙しくなると酒量が増えるのは何故だろうか。アル中中年男はなんでも理由にして酒を飲もうとするものではあるが忙しさもその一つということか。これも困ったものだ。
 さて、昨日は12月1日。毎年恒例の仲間内での(と言っても270名ほどが出席)パーティーがあった。昨年に続いて生バンドをバックに歌ったが楽しかった。昨年は韓国語で歌ったことを受けて今年はイタリア語にしろという強いリクエストがあり、懐かしいジリオラ・チンクエッティの「夢見る想い」を辞書を引きながら暗記してなんとか歌うことができた。本人は気持ちよく歌ったのだが、同席していたカミさんから二度と歌うなと小言を食らった。考えてみれば僕の歌を聞きたいと思って聞いている人はいまい。調子に乗るなと注意されるのも当然である。おだてられて調子に乗るのも僕の弱点である。これもまた困ったものだ。もう少し大人になれということか。