平成16年6月29日
 何とか間に合った。5月の海外出張以来このコーナーの書き込みが出来ずにいてずっと気がかりだったである。役所のPCに向かって文章を書く時間がなかなか取れなかった上に、自宅のPCがどうにも調子が悪く書き込みのためのダウンロードに失敗ばかりをしておりイライラの連続だった。専門家に助けてもらってやっとスムーズに接続できるようになった。お恥ずかしい話だが何とか6月中に書き込みが出来て冒頭の言葉となった次第である。
 小さいころから僕は機械をいじることやチョッとした工作仕事をすることが大の苦手であった。正直に言えば現在も浴室の脱衣室部分の天井灯が切れているのだが、既に一ヶ月くらいの間、取り替えられずにいる。取替えのためにはずしたカバーをどうしても元に戻せないからなのだ。実に情けないが仕方がない。
 そんな調子だからメールやインターネットを使用しながら仕事はしていても使用可能状態以前の前さばきの部分となったら実はほとんど分かっていないのである。数年前はもう少しマシだったと思うが人任せにしているうちにまったくお手上げ状態となってしまったのだ。外国語の会話能力と同じで、人間のある部分の能力というものは使わないでいるとあっという間に減退していくということだろう。
 その意味では、いくつになっても幅広いことに旺盛な興味を持って積極的にチャレンジすることは実に大切だなどと、どこかの人生訓みたいなことを思いながら、新しいマウスを買いに家電量販店に立ち寄ったところ驚いてしまった。PC関連の売り場には65歳以上と思しき高齢者が何人も買い物をしており、僕にはなにやら分からない類の商品を物色している様子を目の当たりにしたからである。正直に言えば、見なかったことにしようと思っている。このまま誤魔化して生きていくべきなのか、それともスキルアップに取り組むべきなのか?

 ところで6月に入ってから塩野七生の「ローマ人の物語」を第?巻から読み始めた。昨夜第?巻を読了。全巻を読み終えるには時間がかかりそうだが、今はオモシロクてならない。