平成15年9月22日
 市役所前の道路で赤ちゃんを連れた女性二人と出会ったので、話しをしたところ、市役所庁舎内の授乳室が狭いとの苦情を聞かされた。早速庁舎に戻り確認をしてみたが、僕の目からは充分なスペースのように見える。女性職員にも確認したが問題がないとの認識であった。スペースは畳2畳ほどの広さであり、ベビーベッドが1台と椅子が三脚ほど設置されている。「KONISHIKIが赤ん坊のオムツを換えようとするには狭いかもしれないなあ。」などと冗談を言っていると件の女性が庁舎内にいるのをみとめた。
 早速に歩み寄って、問題があるとは思えない旨を告げたところ驚くような反応が返った来た。「一度に3・4人が授乳しようとしたら狭いでしょ。」と言うのである。はたして毎日市役所本庁舎を訪れる人の中で赤ん坊に授乳をする人が何パーセントぐらいあるのだろうか。そしてその何人かが偶然にも同じ時間帯に授乳しなければならない確率はどれくらいあるのだろうか。仮にそういう偶然があるとしても譲り合って使用することはできないのだろうか。乳児がたくさん集まるような行事の際にはそれぞれの担当課で別途の手当てを考えるはずだ。そんな風に僕の考えを述べた上で、それでも広いスペースが必要だと言う意見は最大公約数のものではないと思うと結論付けた。彼女は納得した風ではなく黙ってその場を離れていったが、近くにいた女性が得心したようにうなづいてくれた。
 時々この女性のような人に出会う。つまりきちんとした検証や落ち着いた議論に基づいてクレームを言うのではなく、殆ど思いつきで私見を述べて、相手の考え方が自分と違うと不機嫌そうに貝になってしまう人たちだ。後味の悪さだけが残った。
平成15年9月5日
 昨日は国土交通省その他へ要望活動に行ってきた。午前中は衆議院、参議院の各議員会館を廻っていたが、国会閉会中でもあり、また陳情シーズンでもないことから閑散としていた。
 そんな中で今回の自民党総裁選の立候補予定者である、藤井孝男さんと高村正彦さんの二人が各議員の事務所に挨拶回りをしている光景に出くわした。考えてみればどんな選挙も先ずは立候補の挨拶回りから始まるものだ。思わずご苦労様ですと口に出していた。
 また、青木幹雄参議院幹事長の事務所のあるホテル入り口にはマスコミがたむろしていた。こちらもご苦労様。
 幸いにも昨日は以前から親交があったり、顔見知りの若手の衆参議員、数名と会うことができた。どの人の表情にもある種の緊張感が見られた。総裁選は20日である。それまでいろいろな駆け引きもあるのだろう。皆さんの健闘を祈ります。ちなみに2年半前の総裁選では僕は小泉支持であった。いわゆる三位一体の改革の具体的な中身が不透明なだけに今回はどう考えたら良いものか?