平成16年2月25日
 過日、全日空に勤務する方から面白いエピソードを聞いた。現在は少なくなったものの、昔は旅客機の乗務員と利用客との間で飛行中にいろいろと交流があったというのである。例えばパイロットや乗務員が退職などに伴ってその便が最後の乗務(ラストフライト)であった時などに機長がそのことをアナウンスしたうえで、該当者が乗客にお礼を述べ、乗客がいっせいに拍手をするということが習慣化していたというのだ。なかなか心和む話だと思って聞いていたが、乗客の中にもいろいろな意見があって途絶えることとなったらしい。確かに気持ちよく眠っている最中にそんな個人的なことで拍手につき合わされるのもたまらないことかもしれない。まあ、しかし世の中にそれぐらいの余裕や遊びがあってもいいのじゃないだろうか?
 昔はスチュワーデスとプロ野球選手とのロマンス例が多かったような気がするが、その背景にも機内での和やかな交流があったのかもしれない。そんな雰囲気が復活してくれたら良いのにと考えるのは僕だけだろうか。
平成16年2月9日
 相変わらず雪が降っている。季節がそうさせるのだからしょうがないとも思うが、そろそろ止んでくれないかと思う。今年の雪は降雪量の数字から来る印象以上に公共交通への影響が大きかったようだ。
 富山市は北信越一帯の中で除雪率が群を抜いて高いのだが、それでも降雪のピークの時間帯によっては対応しきれないのが実情である。関係者はフル出動しており、降雪量がそれほどでなく除雪車が出ない夜でも待機している。ご苦労様であるがもうしばらく頑張ってほしい。。
 除雪延長は、歩道も含めて毎年伸ばしているものの全市内いっせいに除雪できるわけではないのだから、地域によってタイムラグが生じる。したがって初動時の判断を誤ることがあってはならない。今年の対応はいまのところ、仄聞する他の都市の状況などに比べて頑張っているのではないかと思う。
 ただ、今後の問題として除雪用機材やオペレーターの確保が困難になってきているということがある。除雪費用についてもきわめて高負担になってきている。今後どこまで対応していくかということについて市民全体で幅広い議論をしていかなくてはならないと思う。生活道路の隅々まで徹底した除雪をするとしたら、その費用を作るためにどこをカットするのか。大変難しい問題だが避けて通れないと思う。