平成17年1月28日
 今日は暖かい。陽射しも明るくて北陸の冬とは思えない。今年に入ってから何度か雪も降り、積雪もあったけれど深刻な影響が出たという訳ではなく、暖冬と言うべきか。もっとも明後日あたりから大型の寒気が入り込み大雪になりそうだという予報が出ているので油断は禁物である。
 そうは言っても全体としては降雪量が減少していることに間違いは無いと思う。今日の朝刊に国立環境研究所の発表として、東京の平均気温がこの百年間で3度近く上昇したと載っていたが、仮に富山の気温も3度上昇したとすれば降雪量が減るのも当然である。先の発表による将来予測では、21世紀後半の日本の夏は一日の平均気温が4・2度上昇し、真夏日は70日程度増え、雨量が19%増加すると予測している。これが本当なら都市の構造全体を設計しなおさないと水害は防ぐことができないと思う。現実にゲリラ的に豪雨が降る傾向が顕著になってきていることを考えれば遠い将来のこととばかり言っておれないように思う。地球温暖化の問題は差し迫った危機として目の前に横たわっているのである。事態は深刻である。一人ひとりが共犯者であるという意識を持たなければならない。
平成17年1月4日
 新年明けましておめでとうございます。月並みな言い方ですが今年が明るくてよい年になればと思います。昨年が災害の多い年だっただけに特にそう思います。

 年末から元旦にかけて奈良へ行ってきました。久しぶりにゆっくりと寺社めぐりでした。明日香にも行きましたので、日本書紀以前からの歴史についてもあらためて考えることができました。朝鮮半島を中心とした渡来人が何故この地に定着したのかなどと考えるとまったく興味をそそられます。おかげで昨日以来、司馬遼太郎、陳 瞬臣と金 達寿による「歴史の交差点」を再読したいと思っています。歴史はオモシロくて深いと感じています。生まれ変わったら是非とも歴史学者になりたいと何処かで発言した記憶がありますが、その思いは今も変わりません。
 とりあえず年末に届いたローマ人の物語の13巻目を早く読まなくちゃ。今年もよろしくお願いします。